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628 名前:神の汚れた手 投稿日:2006/11/26(日) 16:04:31
産婦人科の医師が主人公で妊娠・出産、不妊治療、中絶手術、養子縁組
それらにまつわる人間模様などを淡々と描く小説。
以下多少うろ覚えながらその中の一エピソード。

ある老婦人が過去娘にさせた中絶手術を後悔している。
婚前交渉だったか婚外交渉だったか、とにかく「正式の」関係でなかったため娘は中絶手術を受ける。
その結果、娘は子供の産めない体になる。
老婦人には息子もあったが事故に遭い子供を作らないまま亡くなってしまった。
「あの時子供を産ませておけば家系が絶えることもなかったのに…」

その程度の覚悟で娘に堕胎させるなよ、と老婦人の身勝手さが後味悪かった。


639 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/11/26(日) 20:54:58
>>628
それ二つのエピソードが混じってると思う。
1つは、娘と息子が1人ずついた家で、嫁がせた娘がなんらかの事情で中絶したらその後妊娠できない。
おまけに息子は事故で死んでしまう。
もう1つは、婚前交渉で妊娠し結婚式の時には7ヶ月くらいになってしまうので、
姑が格好悪いからと中絶させたところ結婚後2ヶ月くらいで息子が事故に遭って亡くなる。
母親も姑も同じように「あの時産ませておけば‥」と後悔していた。

この小説、他の男の子を妊娠しているくせに金持の御曹司と結婚して、
嫁ぎ先の家族が怪しんで中絶させようとすると
自分で働いて育てる気もなくいいなりになった挙句に離婚するバカ女や
姑の介護で金銭的にも体力的にも余裕の無い家庭に
ひどい障害を持った子(眼球が無い、口蓋裂)が生まれてしまい
主人公の医師が専門の小児科にかかるように言うけど、結局赤子は医者に連れて行かれず死んでしまったり
不妊治療でやっと妊娠したのに、検査したらダウン症の可能性が大きくて悩んだすえ、中絶したり‥
色々考えさせられる内容だ。

 

神の汚れた手〈上〉 (文春文庫)
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神の汚れた手〈下〉 (文春文庫)
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