ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その59 » ずっと一緒だよ…

842 名前:1/3 投稿日:2006/11/29(水) 14:30:10
昔、レディコミで読んだと思う話を脳内補完しつつ投下↓

ヘンゼルとグレーテルになぞらえた話で、舞台は古い外国の田舎。
仲の良い兄妹(仮に兄がA、妹がB)は貧乏な家で育つが
ある日、両親から森に捨てられてしまう。
理由は貧しくて子供に与える食べ物が無くなったから。(酷い親だ)
家へ戻ったところで幸せになれる筈もなく二人は自立を決心し、森を彷徨った。
そこでポツンと佇む小さな家を見つける。
もちろん、お菓子の家ではないが兄妹にとっては喜ばしいこと。
今夜はここで寝ようと近づくと、中から若い女(仮にC)が出てきた。
怯える兄妹を見つけ、Cは可哀相に思い保護する。
逃げる宛ても無いため二人はCの家に留まるが
一度両親に裏切られたことで大人をなかなか信用できなかった。
Cが作った食べ物に毒でも入ってるんじゃないかと疑い、
安全なパンしか口を付けない。
そしてCがたまに男を連れ込む事もあり、それは毎回違う人物で
奥の部屋に篭ったところを覗けば性行為を目撃してしまう。
ガサツなCの言葉遣いも伴い、兄妹の目にはCは魔女のように映っていた。

幾日か過ぎた、Cが町へ買い出しに行っている日。
日頃から家事を手伝わされていたAが掃除をし、Bが洗濯物を干していたとき、
またCの相手であろう男が訪ねてきた。
Cの不在を知ると男は外にいたBに「お前もあの女と同じ娼婦なんだろ?」と
卑しい笑みで言い襲い掛かる。
その言葉の意味が分からず助けを呼ぶも兄は家の中にいて気づかない。


843 名前:2/3 投稿日:2006/11/29(水) 14:31:04
恐怖で暴れるBを殴りつけようと男が手を上げた瞬間、
「何やってんだい!」
怒声を上げながら町から帰ってきたCが飛び込んできて男を撃退した。
泣きじゃくるBを抱きしめ謝るC。
Cは生まれてすぐ捨てられ娼婦として生きてきたこと。
町から離れたこの場所に住むようになっても客の男が後を立たず
ずるずると娼婦を続けてきたことをBに話した。
「でもお陰でアンタに迷惑掛けちゃったね…もう娼婦は辞めるよ」
「親に捨てられたアンタたちは私と同じ辛い思いをさせたくない。
 ちゃんと働くから良かったら一緒に暮らさないかい?」
そう言ってくれたCの優しい顔にBは心を開いた。

家へ戻り初めてCの作ったスープを食べるB。
Aは先程の顛末を知らないので心配するが大丈夫とBは笑う。
その夜。
Bの苦しそうな声にAは目を覚ました。
「お兄ちゃん…お腹が痛い…」
慌ててBを抱き起こすと衣服の裾から太股を伝い血が流れているのを見る。
驚愕する二人が原因として思いついたのはひとつしかなかった。
「もしかして…」
「…あのスープに毒が…?」

深夜、Cの部屋のドアをBが叩いた。
Bを見て、足首に伝う血に気づき眠気も飛んだCは歓喜の表情になる。
この子にも初潮が来たのだ。
少女から女性へ変わる、成長の証。
まるで我が子のように喜びBに声を掛けようとした。そのとき。
隠れていたAがCに向かって斧を振り上げた。


844 名前:3/3 投稿日:2006/11/29(水) 14:32:22
あれからしばらくすると出血が止まった。
「やっぱり魔女だったのね」
兄妹は再びお互いだけの存在となった。
あの日覗いた性行為を真似て何度も身体を重ねた。
Cの遺体を埋めた場所からは綺麗な花が咲き始めている。
もうBは腹痛も出血も無く体調は安定している。
AとBは幸せそうに二人ぼっちで暮らす。
「ずっと一緒だよ…」
二人の子であろう胎児の描写が入ってエンド。

後半をかなり要約するとBは初潮で腹痛が起こり出血したのに
兄妹にそんな知識は無くて毒を盛られたと勘違いしCを殺害。
その後、性行為を重ねたためBが妊娠→生理止まる。って感じでした。


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