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67 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/12/01(金) 18:32:05
丘 修三の「歯形」って話。
「僕」と友人のA,Bは養護学校の裏にある公園で遊んでいた。
(僕・・・大人しく自己主張しない。A・・・自己中心的。成績優秀 B・・・寡黙で大人びている。)
そこへ足の悪い養護学校の生徒が通りかかる。
少年のひきずっている足と玉砂利が擦れる音に何ともいえぬ不快感を覚える「僕」。
とそこへAが少年に「あっち行けよ!!うるさいんだよ!びっこ」と怒鳴りつける。
あたふたと去って行く少年。
その姿を嘲る「僕」達。
翌日から少年へのイジメが始まる。耳元で「この公園に来るな!!」と怒鳴りつけたり砂利を頭にかけたり
少年をからかう替え歌を歌ったりと精神的にいたぶる。
何故か少年は下校ルートを変えない。

68 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/12/01(金) 18:55:31
少年を虐め始めて1ヶ月程たったある日、Aがいつもの様にいじめようと少年の頬に唾を吐きかける。
いつもは喜んでいじめに参加する「僕」たちも流石にこれはまずいのでは・・・と戸惑う。
その瞬間、少年がAの足に噛み付き、Aは大けがを負う。
その後、少年の舌が生まれつき変形しており、言葉で抵抗出来なかった事を知る。
親や先生には自分達のいじめを隠蔽し、
「あの子とは今日初めて会いました。ぶつかったので突き飛ばしたら足を噛まれた」と嘘をつくA。
Aの両親は激怒し、訴えると息巻く。「僕」の母(「僕」は母子家庭)はAの嘘を見抜いており、
「ずっと3人で虐めてたんでしょう。正直に言いなさい」と諭す。
一端は本当の事を言おうとするものの激怒したAの母が
「お宅の子やB君はともかく、うちの子はそんな事する子じゃない!!ウチを侮辱するのか!!」と怒鳴り
その迫力に押されて言いそびれてしまう。

その後、何度も自分の母親や、養護学級の教師、少年の両親に
本当の事を言う様に説得されるが怒られるのが怖くて口を噤んでしまう。
結局、全ては少年が悪かったという事になってしまう。(告訴はBと「僕」の母がAの両親をとりなして取り下げさせた)
その後、「僕」は凄まじい自責の念に襲われる様になる。
怪我が完治して毎日平然と元気に過ごしているA。
Aとは対照的に日々暗くなっていく僕とB。3人は自然とバラバラになる。
2ヶ月後の夕暮れ、少年をいじめた公園に通りかかり、後悔と自己嫌悪のあまり泣き出す「僕」。
声をかけられ、後ろを振り返るとBがいた。
「大バカだよね・・・、何であんな事しちゃったんだろう・・・」
「うん・・・、最低だよな・・・、俺達」
声を殺して泣く僕とB。


70 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/12/01(金) 19:10:21
これで終り…?

 

ぼくのお姉さん (偕成社文庫)
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