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163 名前:悲しみよこんにちは 1/2 投稿日:2006/12/02(土) 16:41:38
「悲しみよこんにちは」サガンが18歳の時の作品だった筈

父と2人で暮らしている18歳の少女、セシルが主人公
セシルが17歳の夏の出来事を思い出ていると言う設定の小説

父は母が死んだ後(たしか15年くらい前)、再婚せずに暮らしている
現在は若い女優の彼女(と言うか、もうちょっと軽い関係)がいたりと、モテるらしい
セシルはそんな父を愛していて、2人はドライで大人な付き合い方でうまくやっている
17歳の夏、セシルは父と別荘地に行き、いつも通りの怠惰な暮らしをしていた
父の彼女である女優のエルザも合流し、セシルにも恋人が出来た
そこに父の友人であり、デザイナーのアンヌ(アンナ?)がやってくる

アンヌは美しく、賢く、仕事もできる素晴らしい女だった
セシルはそんな彼女に尊敬の念を抱いている
父はいつしかアンヌに心惹かれるようになり、2人は愛し合うようになる
はじめはそれを喜んでいたセシルだが(セシルは軽薄なエリザをバカにしている所がある)、
いつしかアンヌが父だけでなく、自分までをも、
アンヌと同じ様な人間に変えようとしているのではないか、と恐れを抱くようになる

アンヌは規律を愛し、父やセシルが怠惰な生活をする事を好まなかった
そして、セシルの恋人であるフィリップとの付き合いを
あまり好ましく思っていない様子(学生同士なので節度ある恋愛をね、って感じ)


164 名前:悲しみよこんにちは 2/2 投稿日:2006/12/02(土) 16:43:57
色々あって、セシルは可愛そうなエリザの為に、と言う名目で
アンナを傷つけてやろう、と考え、計画を練り始める
エリザは、セシルの言う事を聞けば父が自分の元に戻ってくるのだと思い込み
セシルの言う事を盲目的に信じるようになる
また、恋人のフィリップも「それで2人の仲が認められるなら」と計画に加担する

計画は成功し、アンヌは酷く傷つけられた
計画はタチの悪い悪戯、と言う程度のもので
「エリザが父を誘惑し、父がそれに乗る、そのシーンをアンヌに目撃させよう」
と言ったものだった(父は何も知らず誘惑に乗ったが、アンヌを愛する気持ちは変わらない)
アンヌは今までに無い程動揺し、自分の車に乗ると、猛スピードで別荘を出て行った

その日、アンヌは戻らなかった
父とセシルはどんよりとした気持ちで朝を迎えた

そしてアンヌが猛スピードのまま崖から転落し、死んだ事を知る

あれから1年経ったが、セシルは今も後悔し、暗い日々を送っている
父は計画の事は何も知らず、自分を責め、アンヌは事故で死んだ、と思っている
エリザも遠くへ行ってしまい、フィリップとも二度と会っていない
セシルは夢の中や、想像の中で何度もアンヌを思い出す
そして自分につぶやく「悲しみよ、こんにちは」

・・・後味悪くね?そう言う話なんだが・・・
要約ヘタすぎて、本当に済まない
薄い本なので、興味があったら読んでみて下さい

セシルが「アンヌは私たちに、あれは事故だった、
と思わせてくれる余地を残してくれた」みたいに考えるシーンもあったっけな

 

悲しみよこんにちは (新潮文庫)
悲しみよこんにちは (新潮文庫)


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