ひみつの花園(杜野亜希)
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830 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/01/01(月) 07:15:59
- 昔見た少女漫画
草木などの染色作家の女性が登場する。
桜染めは花びらではなく、桜の枝を使ってやる。
あとは散るだけの花びらにはもうなんの力もないが、
芽吹く前の桜の枝は細く切って重曹と共に煮れば、美しい桜色が出てくる。
なんか科学的な効果があって、一緒に煮る布に色がきれいに染色されるらしい。
煮る鍋もポイントで、金属製の鍋を使う事で
同じ植物を使っても、使う鍋によって色が変わる。
一般的によく使われるのは錫・銅・鉄で、
後のものほど暗い色になる。
いわゆる桜色を出すには錫とかを使うのが好ましい。
それらの薀蓄を聞いて感動する主人公
自分にも桜染めの布を作ってくれと女性に頼む数日後女性は主人公に布を見せる。
うっかり鉄鍋を使ってしまったので布はかなり渋めのものになってしまった
こんなのじゃ主人公にはあげれないよね、と申し訳なさそうな女性。
でも落ちついた色合いのその布は、聡明なその女性にはよく似合っているので、
女性自身が使ったらどうですかと主人公は言う行方不明になっている、共通の知り合いの男性を殺したのは女性ではないかとひらめく主人公
探して見たところ、女性の自宅の倉庫に死体があった。
血まみれのその死体は脱臭剤の役割もする重曹の中に置かれていた。
二人は深い仲にあり、染色作業中に別れ話になり、女性は発作的に男性を殺してしまった。
その時男性は倒れ、その血が鍋の中に入ってしまった
鍋自体は錫製だったのだが、血の鉄分のせいで、すっかり色は濃く暗い色調になってしまった
彼の血でつくられたこの色こそが私にふさわしいのねと女性は自嘲したグロいシーンがあるわけではないが、読み終わった後気分が大変悪くなった
はじめミステリ物だと気づかずにほのぼの花屋さんライフ+恋愛物みたいなのかと思ってたギャップもあって
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850 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/01/02(火) 01:23:00
- >>830
それ別花で読んだ気がする。
潮見か神谷じゃなかったか?
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852 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/01/02(火) 05:19:16
- 別冊花とゆめの題名は忘れたけど、
杜野亜希著 神林&キリカシリーズ ですね。
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853 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/01/02(火) 15:37:18
- >>852
作者は合ってるけど、そのシリーズじゃないよ。
まったく別シリーズ。