ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その61 » 仮面舞踏会

861 名前:1/2 投稿日:2007/01/02(火) 23:33:08
豚義理投下。正月で暇だから長文書かせてもらう。スルー推奨。

オペラ「仮面舞踏会」

主な登場人物
リッカルド:伯爵。暗殺者に狙われている。
レナート :伯爵の忠臣で親友。アメーリアの夫。
アメーリア:レナートの妻。

舞台   :どっかの植民地。

当時、巷では総督である伯爵の暗殺計画がささやかれていた。
魔女のウルリカは占いで、今日最初に伯爵の手を握った者が彼を殺すだろうことを予言。
それを聞いたレナートはすぐにリッカルドの手をとり、これで伯爵の身は安全だと皆に示す。
親友の忠義をありがたく思う一方で、リッカルドは彼に対して後ろめたい気持ちでいっぱいだった。
なぜなら、彼はレナートの妻アメーリアを密かに愛していたからだ。

実はアメーリアも伯爵と同じ思いを抱いていた。
彼女はこの不倫の思いを忘れる薬をウルリカに作らせるため、
真夜中に材料となる薬草を採りに町外れまで行く。
なぜかそこで伯爵に出くわし、なんとなくラブラブな雰囲気に。

そこでレナート登場。ぎょっとする二人を尻目にレナートはまくし立てる。
「暗殺者達があなたを探している!私のマントをかぶって早く屋敷にお逃げください!」
だが気がかりはアメーリア。彼女を一人で残しては置けない。
アメーリアが咄嗟にヴェールを被ったために妻と気づかないレナートに対し、
伯爵は決して彼女の顔を見ず、口もきかないことを誓わせた上で、町まで送ることを頼む。


862 名前:2/2 投稿日:2007/01/02(火) 23:33:40
伯爵が逃げたギリギリのタイミングで暗殺者達が登場。二人は取り囲まれる。
伯爵はどこだと詰め寄る男達。頑として口を割らないレナート。
そして彼らがアメーリアのヴェールを取ろうとした時、レナートはついに剣に手をかけた。
だが流血を恐れて間に割って入ったアメーリアは、はからずも皆の前で顔をさらしてしまう。
事態を飲み込んだ暗殺者は、レナートを徹底的に嘲り笑いものに。
レナートは親友の仕打ちに対する怒りから、そのまま暗殺者の仲間になってしまった。

一方で伯爵は親友の忠誠を裏切り続けることに耐えられず、
レナート夫婦を本国に送り帰すことでこの恋を終わらせようと決断。

そんなことなど露知らず、自分に対しては無警戒なリッカルドをレナートは刺殺。
伯爵は虫の息で親友に帰国栄転の旨を告げ、自分とアメーリアの間にはまだ何もなかったこと、
二人を大切に思っていることを伝えると、そのまま息絶える。
自分のしてしまったことに愕然とするレナート。
結局予言は的中してしまったのだった。
そして幕・・・。

お互いがお互いのことを大事におもっていて、何とか傷つけずに解決しようとしながらも
壮大な空回りが続くこのストーリー。
基本的には誰も悪者ではないのに誰も幸せになれず、今後の夫婦のことを考えると後味悪。

 

ヴェルディ:歌劇≪仮面舞踏会≫ザルツブルク音楽祭1990年 [DVD]
ヴェルディ:歌劇≪仮面舞踏会≫
ザルツブルク音楽祭1990年 [DVD]


後味悪い
(後味悪ければクリック)
読み込み中 ... 読み込み中 ...