二廃人(江戸川乱歩)

687 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/01/19(金) 00:38:16
有名な話だけど江戸川乱歩の「二廃人」

大学時代、主人公は同じアパートに住む友人に夜中歩き回っているところを目撃される。
主人公は小さい頃夢遊病だったので、それが再発したのではないかと心配になる。
友人にもそのことを相談した。
それからも深夜徘徊は続き、盗みまでするようになる。
(目が覚めると盗品が手元にあり、盗まれた場所には主人公の持ち物が必ず落ちている)
犯罪は徐々にエスカレートしていき、ついに人を殺してしまった。
友人は夢遊病だからお前に罪はない、と警察に嘆願書を送ってくれたので主人公は刑務所にはいらなくてすんだが
肩身が狭く、隠居生活をしている。

落ちは、実は夢遊病で歩き回っていたのは友人に指摘された1回だけで
あとは全部、主人公が夢遊病ということを知った友人が仕組んだことだった、という内容。

 

心理試験 (江戸川乱歩文庫)
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