ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その66 » ぼくらの(鬼頭莫宏)

513 名前:1/2 投稿日:2007/03/27(火) 16:02:10
そこで自他共に認める中2病漫画家の鬼頭莫宏ですよ
ttp://bokurano.jp/img/garally/pv3/pv6448.html
もうすぐアニメ化する「ぼくらの」より。

15人の少年少女が動力源は操縦者の命という未知のロボットに乗って
「負ければ地球滅亡 勝っても死ぬ」という戦いを行い、どんどんキャラが減じていくという物語。
個人的に一番後味が悪かったのはマキ編

度重なる戦いの中で、実はパラレルワールドにある同じ「地球」同士が、
お互いの可能性を摘み取るためになんらかの大きな作用によって戦わせられていると判明。
今までは対戦相手は未知の化け物だと思っていたが、世界は違うが同じ人間なのだと知り、
次の操縦者であるマキは少々戦意を削がれる でも家族のためにも戦おうと決意する。

マキはかつて虐待されており、今育ててくれているのは養父母。
父母は長年子供ができなかったのでマキを引き取ったが、
マキに励まされ不妊治療を再開、今男の子を身篭っている。
生まれてくる弟の生きる世界を守るためにも戦わなければとマキは思う。
そして、出きる事ならば死んでしまう前に弟の姿を一目見たいと。
今すぐ産んでもらうというのは流石に無理なので、その他の心残りをなくそうとする。
たとえば、女の子らしい服装をするなど。
マキはいつもボーイッシュな服装ばかりしていた。
それは、女の子らしくある事が、産むだけ産んで自分を捨てた母に繋がるような気がしていたから。

同じく操縦者である少年の家を訪れる。彼は妹のカナに殴る蹴るなどの暴力を奮うDQNな兄貴。
自分の妹のようにカナを大事にしているマキにとって、その兄妹の関係も心残りだった。
「あたしの親があたしを叱る時にどれだけ勇気がいると思う?
 あんたは血の繋がりに甘えているからそんな風に暴力が奮えるんだ
 あたしはカナちゃんのためにも戦うから、あんたはもっとカナちゃんを大事にしてやって」と言う。

そんなこんなするうちに、母が産気づいた。戦闘前に弟の姿が見れるかもしれないと喜ぶマキ。
「はじめてお母さんに赤ちゃんができるね」と喜ぶマキに父は「二人目だよ もうお前がいるだろう」と父は言う。
そんな父の言葉に感動するものの、敵が出現しマキは戦いに向かう事に。


514 名前:2/2 投稿日:2007/03/27(火) 16:04:02
やはり人を殺すという事にためらいを感じながらも、ロボットを操縦して戦うマキ。
「あたしの本当の親はひどい人間だったらしい
 そんな奴の血を引くあたしなんだから人も殺せるはず
 あの優しい人たちのためにも」
そしてマキは敵を倒した。

戦闘が終了し、あと数分でマキの命は尽きる、
操縦者はロボットを通して遠くの景色をズームで見たり、
命の光のようなものを見たりする事ができるのだが、
マキは母のいる病院の方で光が一つ増えるのを目撃した。
「無事にあたしの弟は生まれられたんだ」と泣き、絶命。

一応マキは大きな心残りなく死ねたのだが、その後の両親が後味悪い。

父親はひょうきんなアニヲタでマキと共に軍事系アニメのフィギュアなどを見て
大騒ぎしているようなキャラだったんだが、すっかりやつれ果てた顔で、
会社も行かずにマキを探しまくる日々をすごすようになった。
(マキの死体はロボット内に保存されており世間的には行方不明)

ロボットなどの事情を知らない者からすると、
養子である事を気にしていたマキが
実子が産まれたら自分がいる意味はないから家出したと解釈できるので、
長年望んでいた妊娠がもとで、長年愛情をそそいでいた娘が
消えてしまったようで両親からするとかなりやりきれない感じ。
しかも両親はかなり精神的に弱ってて、あの状態で弟がまともに育てられるのかもわからない。

 

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