ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その68 » 闇のパープル・アイ(篠原千絵)

126 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/20(金) 08:57:22
「闇のパープルアイ」

水島は医大志望の優等生。それが気に入らないとDQNに目をつけられており、
幼馴染以上恋人未満な関係である倫子をDQNに拉致られてしまう。
レイプするとほのめかされ、急いで現場にかけつけたところ、そこには血まみれの死体となったDQNの姿が。
一人だけ無事で全裸で横たわる倫子。倫子の口元は血に濡れていた。幸いレイプはされてなかった様子。
実は倫子は変身人間で、感情の暴発によって豹へと姿を変えてしまうのだった。
DQNに襲われた事によって眠れる変身人間としての血に目覚め、DQNを噛み殺したのだった。
倫子はそれから目が紫に光るようになったり、肉も生っぽいのを好むようになったりと体が変化していく。
だが水島はそれでも倫子を愛し、倫子になにがあっても守ると誓った。

生物教師の曽根原は以前から変身人間をテーマに研究していた。
倫子が変身人間だと知り、倫子を拉致して生体実験を行い、
あげくに同じように変身人間の可能性があるからと倫子の妹を実験の末に殺した。
何故か猟銃すら所持する曽根原に追われまくり、水島と倫子は共に逃げる。
そんな時、同じく変身人間で黒豹に変身する小田切という男が現れる。
曽根原に狙われ対抗するうちに変身する回数も犠牲にした人数も増えて行き、
変身後は意識が朦朧として水島すら殺しかねない倫子は、
これ以上自分に巻き込んではいけないと水島と決別し、同士である小田切の家に行く。
しかし小田切は同士ではなく女として倫子を見ており、倫子はレイプされ妊娠してしまう。

実は変身人間は体の形すら変形させ莫大なエネルギーを使うために、短命だという。
小田切も吐血する日々を送っており、もう命が短いのだからと、曽根原の目を倫子から逸らす為に自爆死した。
水島は倫子と再会して小田切の子を宿している事を知るが、無理強いされたものであるし、やはり変わらず倫子を愛した。
世間的には家出状態である倫子が子供を産むためには合法的な病院では無理なので、
一時的に曽根原に協力してもらって、黒い医者のところで倫子は女の子を出産、麻衣と名づけた。
それからしばらくして、曽根原は今度は変身人間同士の子で純血種である麻衣を実験道具として狙う。


127 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/20(金) 09:00:01
逃げる三人は教会につく。子供すらかかえている身だ、無理して付き合うなと倫子は言うが、
「麻衣は俺の娘だ」と水島は言う。そして神父の好意でそこで小さな結婚式を挙げた。
そこに現れた曽根原が麻衣を拉致っていった。倫子は吐血し、すぐには追えない。
水島が倫子の看病をしていたところ倫子は言った「お嫁さんにして」と。
倫子は死期が近い事を悟っていた。水島はその言葉にしたがった。
やがて麻衣を探しに行く二人。麻衣は純血種の特性か、ネコ科の動物を操り曽根原に対抗する。
だがHPの異様に高い曽根原にはかなわず、体調不良の倫子を休ませ水島は一人で助けに行こうとする。
「無理して来るなよ」「うん待ってるわ」吐いた血を服につけながら微笑む倫子の姿に水島は不吉な予感を感じるが、
今までも危ない事は何度もあったが助かってきたのだから今度も大丈夫だと、その予感を無視して倫子のそばをはなれた。
後に水島はその事を一生後悔するようになった。それが「倫子」を見た最後の姿だった。

曽根原に追いこまれた水島を助けるために無理をして倫子は豹に変身し、
そして戦いの中で曽根原と共に崖から落ち海の中に消えて行った。
「マッドサイエンティストな曽根原の人体実験の餌食として追われ続けていた」
と警察には言い、変身人間については隠し通し、日常へと戻って行った。
水島は麻衣を育てながらも、やがて無事に医者となった。
水島に残されたのは毎夜繰り返し響く最後の夜の倫子の甘い声、
そして未知数で強大な力を持つ娘・麻衣だった。

成長した麻衣は変身はいまだにしないものの、瞳は紫に変わり、運動神経は豹に変身した時の倫子以上。
そんな麻衣に変身人間の一族の者が近寄る。小田切はその一族の出のもので、倫子はチェックしきれないほどの隔世遺伝だった。
実はその一族は15年前に海をただよっていた二人の女性を救っていた。
一人は曽根原、一人は倫子。だが短命の倫子が今もまだ生きているはずがない……
と思ったら、倫子は冷凍保存によって生かされており、そしてたまに解凍される時も
曽根原に薬かなんかで恒常的に正気を奪われている状態だった。


128 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/20(金) 09:00:44
いつか麻衣が変身した時のためにも、水島は変身人間の短命を抑える薬を開発しており、
倫子を取り戻しその薬を与え、また共に生きるべく一族の敷地内に単独で入り、殺された。
麻衣は水島の死体を抱えながら倫子を見つけるが、施設内は火がつけられ、その火が今にも迫ってきそうだった。
防火扉があったものの、ボタンは火の迫る側にしかなく、押している間に扉が閉まったら閉じ込められてしまう。
正気になった倫子は、自分がボタンを押してこの中に残るから麻衣は行けと言う。
麻衣は拒むが、倫子は水島の死体を抱きながらボタンを押した。
その最後の瞬間に「育ててあげられなくてごめんね」と麻衣に謝りながら。

迫り来る火の中で倫子は今や10歳以上年上になってしまった水島の亡骸に口付けをしながら、やがて火に呑まれた。
幼い頃から父と母の恋に憧れていた麻衣は、その結末がこんなのはひどすぎると泣いた。


129 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/20(金) 09:14:12
>>126
そんな話にふくれあがってたのか…。
最初の8行分しか読んだことなかった。

131 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/20(金) 10:28:45
wiki見てきた、愛し合った水島と倫子。
最後の最後はお互い出会わずに死んだんだね・・。
原作読んでないけど水島が生きていれば
どれだけ至福なひと時を味わえたのかを考えると後味悪いな。

133 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/20(金) 11:48:38
>>127
>HPの異様に高い曽根原
猫吹いたww

134 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/20(金) 12:09:46
>たまに解凍される

なんかワロスw
書き方が笑えるw


137 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/20(金) 16:18:16
確か『闇の…』はラストはハッピーエンドだったよね?
麻衣は助かって、なんかイケメンと逃げられた記憶がある。
つーか、そうだと言ってくれい。
あれで終わりじゃ、後味悪過ぎて身もだえする。

138 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/20(金) 16:28:47
>>137
遠慮せずに身もだえたまえwww

140 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/20(金) 18:05:14
曽根原は女だったんだ

147 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/21(土) 00:33:19
>>126-128
乙、久しぶりに読みたくなった。
篠原千恵の漫画は男でも読みやすい気がする。
絵はキラキラだが、話のテンポがいいし。

でも、たしか倫子と水島の子供は、教会へ逃げてから産まれた筈。
曽根原は検査で倫子が妊娠している事を知って、「水島君に言うわよ」
と倫子を脅していた様な・・・んで、紆余曲折、2人は教会へ逃げる。
神父さんがいい人で、偶然見つけた生徒手帖から学校(か、曽根原の家か?)に
電話し(親が心配しているだろうと)、曽根原は「ラッキー」とばかりに
教会に乗り込み、神父殺害・・・と言う流れだったかな。

曽根原の父も、変身人間について調べていて(確か学者)
それなりの地位に居たのに、学会で変身人間について発表しちゃったもんだから
皆に馬鹿にされ、最後は発狂し、自らに火を点けて自殺?するも
生き延びてしまい、包帯人間になってたりするんだよな。
で、曽根原薫子はその遺志を継ぎ、ついに実在の変身人間を見つけハッスル!と言う流れ。

 

闇のパープル・アイ (1) (小学館文庫)(全7巻)
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