Hole

824 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/04(金) 19:14:46
スペインの映画「Hole」
男が目覚めると井戸のような穴の中にいた。そこにあるのは布団とトイレ用バケツだけ
毎日パンと水を与えに来る目だし帽をかぶった男二人。
何故ここにいるのか、今後どうなるか聞いても答えようとはしない。
かなり日にちが経過して衰弱しきったとこで外に出されて終わり。
閉じ込められてた男の過去とかその後とか特に触れる事は無かったし、毎日飯を持ってくる奴らについても謎。
全てが謎で終わって後味悪い。

825 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/04(金) 19:20:44
>>824
スペインで昔似たような事件があったよ。
ETA(バスク独立を目的としたテロリストグループ)が要人を誘拐して身代金を要求。
その捕われた人が井戸の底に入れられて最低限の食事だけ与えられていた。
犯人たちは交渉に失敗してそのまま逃げてしまい、警察が人質を見つけた時には
瀕死の状態だった(が助かった)。あと少し遅かったら・・・という事件。
井戸の底じゃ探しようがないんだから、居場所くらい教えてから逃げればいいのにと思った。

その映画とは違って謎はないんだけどね。


826 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/04(金) 19:38:26
>824
ひたすらそこにいるだけなの?
メインストーリーは一体何?

827 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/04(金) 20:30:09
ひたすら井戸の中にいるだけだよ。一回死んだふりして逃げようとしたけど失敗。
食事持ってくる男二人は目だし帽被ってたし銃も持ってたしテロリストっぽかった。
最後は荒野の真ん中みたいなとこにいてフラフラしながら主人公が歩いてて、
あなたの側にもこのような穴はあるみたいなナレーションが入って終わり。
あ、あとたまにビデオカメラみたいので主人公の様子を撮ってた。

828 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/04(金) 20:35:08
メインストーリーとしては突然穴に閉じ込められた人の恐怖を描いているのかな?
まあよく分からなかったんで他に見た人いたら解説お願いします。

829 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/04(金) 21:23:01
>>825が正解かもね。
スペインの人が観たら理解できるんだろうね。

832 名前:825 投稿日:2007/05/05(土) 03:07:57
>>824
気になったので調べてみた。

映画の原語の題名は”ZULO”(ttp://www.zulo-lapelicula.com/)で、
zuloとはバスク語で「穴」のことだが、「犯罪組織が誘拐した人質を閉じ込めておくための
人間が生きるための最低限の容積しかない部屋」を表す(ttp://es.wikipedia.org/wiki/Zulo)。

ってことで、やっぱりETAの事件に着想を得た映画なのかな?と思ってさらに調べてみたら、
監督のMartinFerreraは「主人公の心情を知るために(>>825で書いた)人質事件の被害者の話を
参考にした。」と言っていた。けど、映画のテーマはETA批判とか全く関係なく、「生きたいという本能が
死にたいという願望へと変わっていく、極限状況での人間の心理」みたいなものらしい。いわゆる心理的ホラーだね。

で、ついでにこの事件についても調べてみたら、私の記憶とちょっと違った。
ttp://clientes.vianetworks.es/personal/angelberto/lara.htm
一番上が被害者が誘拐されて直後で、一番下が救出後。
二つ目の写真にある棺おけみたいなZULOに閉じ込められて地下に埋められてなんと532日間・・・。
閉じ込められたのは井戸じゃなかった。衛生状態も最悪で光もない世界で何度も自殺を試みた模様。
でも今はこのように↓元気にテロリスト批判(というかテロに対する国家の及び腰な態度批判)してる。
ttp://www.libertaddigital.com/php3/noticia.php3?cpn=1276297848

 

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