ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その70 » 八百比丘尼(山岸凉子)

721 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/10(日) 19:24:00
山岸涼子の作品は「八百比丘尼」しか読んでないですが
(何人かの漫画家やイラストレーターの怖い作品を集めた本で)

女子高生・江崎は父親の再婚後、家を出てアパートから高校に通っていた。
高校でも放課後、男漁りに出て行く同級生達の間に入り込まずに不満を抱えていた。
ある日、彼女は八重子という美少女から
「化学のノートを貸してくれない? この間の授業休んじゃったの」と声をかけられる。
しかし、クラスメイトは八重子のことを知らない。
八重子と親しくなるに連れ、江崎はクラスからますます孤立していった。
夏休み、八重子は江崎を別荘に誘う。そこには八重子に負けないくらい美しい母親と、
母親と同じ年齢・誕生日のおばがいた。
彼女達から奇妙なおもてなしを受けながらも、悪い気はしない江崎。
しかし、江崎は利用されていたのだ。彼女達は宇宙の「人魚」で、
人間の肉を食べて、分裂し八百年間生きる種族だったのだ…。
すべてが済んだ後、八重子が増えた仲間に言う。
「一番目立たないのを選んでやったのよ。あの子一人の消失ぐらい誰も気にとめやしないわ」
そして「人魚」達が「不満だらけで、その分自分から努力しない人間はゴマンといるのよ」
「だからちょっと優しくすれば、すぐホイホイとついてくるわ」
「じゃ、もっとひんぱんにやったらどうかしら」
「そうね。彼らのためでもあるのよね。これだけ人間があふれてるんですものね」
「死にたい人もいっぱいいるし、悪いのもウヨウヨ」と言うラスト。

江崎のことは彼女自身にも原因があるといえなくもないけど
(父親は一応は娘のことを気にかけているらしい。養母と江崎に確執があるかは不明)
なんかすっきりしない。作者自身の考えなのか、当時の風潮なのかは分からないけど


722 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/10(日) 19:45:50
>721
どっかのスレで誰かが言っていたが、
山岸凉子は自己反省しない努力しようとしないキャラにはとても残酷な結末を与えるそうな。

 

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