ホーム » 小説 » 小説/あ行 » 踊り子(東野圭吾)

198 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/17(日) 00:42:53
東野圭吾でおもいだした。短篇集でのひとつ。

ある少年が、もう夜遅くなって塾からの帰り道を急いでいた。
偶然、近所の名門女子高の前を通りかかると体育館に明かりがついていたので
何気なく見ると一人の女の子が新体操の練習をしていた。
その少年はその子に一目ぼれ。
次の日からその子練習してる姿を確かめるのが密かに楽しみになっていた。
なんとかして友達になりたいけど相手はお嬢様。そんな勇気もない。
考えた末に、体育館の入り口に応援の言葉を書いたメッセージカードとジュースを
袋に入れて置いておくことにした。せめて応援してる人がいると言うのを伝えたかったのだ。
しかし、その数日後から彼女の姿が見えなくなる。少年はがっくり。

そんな少年の様子を見て家庭教師をしている大学生がなにかあったのかと聞く。
事情を話す少年。その大学生は好意でその女の子がどうしたのか調べてあげる事に。

調べていくうちに、ある自殺した女の子が候補として浮かぶが彼女はその高校の生徒ではなかった。
その女の子は両親を亡くして近所の中華料理店でバイトをしていた子らしい。
不審に思いながらもそのお店にいって直接話を聞くことに。
その店のおばさんいわく、暗くてロクに愛想もない子だったとの事。
新体操についてはまさかあんな子がイメージと結びつかない。
時々お店のテレビで新体操が写っているのをみて皿洗いの手を止めるから注意した事があるという。

その後さらに調べて、その女子高の生徒から「泥棒」の話を聞く。
なんでも少し前に新体操部で不思議な事件がおきた。
部員が練習を終えて帰宅する時にはないのに、翌朝になると体育館の入り口にジュースとカードが。
一体誰がこんな事を?というので何人かの部員が夜残ってこの犯人を確かめる事になったらしい。
すると、練習を終えた体育館に見知らぬ女の子が裏口からこっそり入ってくる。
そしてなんと自分達の使っていた道具を使って勝手に新体操の練習を始めたのだ!
こっそり見ていた部員の女の子達は当然激怒。その女の子を泥棒と言って泣くまで攻め立てたらしい。
その事件があったその数日後、女の子は自殺した・・・。


199 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/17(日) 00:44:22
部屋で少年に勉強を教える大学生。

「ねえ、先生あの女の子はどうしたの?」
何気なく少年が聞くが誤魔化す大学生。とてもいえない…彼が彼女を殺したなど。
彼女はあの高校の生徒ではなく、夜に内緒でこっそり入り込んで練習していたのだ。
それがバレて泥棒扱いされてもう来ないと約束までさせられてしまった。
借金もあり進学も出来なかった、そして両親も居ない彼女は唯一の楽しみを奪われて…。
では何故それが分かったのか?答えは少年の差し入れのジュースだ。
少年は彼女がてっきり体育館の正面出入り口から出入りすると思ってそこにおいたのだが、
彼女は裏口から出入りしていた為にその差し入れに気づかなかったのだ。
そしてそれは翌朝の練習に来る正規の部員達の目に止まる事になり不審に思われた…。
そして、彼女の秘密の楽しみが露見する事になったのだ。
少年の善意が完全に裏目に出た。

なおも少年は語る。
「ねえ、先生。もし彼女が見つかったら僕思い切って声をかけようと思うんだ…」

そして完

少年の恋心が好きな子を自殺にまで追い込んだなんてなぁ・・・。
その女の子も悪いと言えば悪いんだが何ともいえない。
この話が入ってた短篇集は他にも付き合ってた彼女が彼氏殺しの真犯人だったりとか
母親が痴話げんかで恋人を殺したと思ったら実は犯人はその娘だったとか
そんな後味の悪い作品ばっかりだった。


200 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/17(日) 00:59:22
でも勝手に自分のレオタードとか着られてたら
すごく嫌だよ
高いものだし貧乏なその女が自前のを用意できたはずないし。
ところで、
男が用具室兼部室の女子部員のレオタード着て踊ってたら
こんなものではすまないよね。

201 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/17(日) 01:01:14
>200
いや、リボンとかフラフープとかボーリングのピンみたいなやつとかの道具を勝手に
使ってただけでさすがに服まではつかってないw

まとめ方微妙に長いし分かりにくくてスマソ

 

犯人のいない殺人の夜 (光文社文庫)
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