ロアルド・ダール劇場 予期せぬ出来事Ⅱ/第1話「永遠の名作」
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336 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/30(土) 17:07:24
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うろ覚えだけど、昔見た海外ドラマ「予期せぬ出来事」。とある刑務所で死刑にされた囚人がいたが、実は冤罪事件だったことが後に明らかになる。
この冤罪事件に、ある刑務官が関与しているという情報を得た新聞記者(主人公)は、
刑務所への潜入取材を試みる。マスコミの力を盾に刑務所長から取材の許可を取り付けた主人公は、
取材の事実を所長以外の誰にも漏らさないように依頼し、囚人として潜入取材を始める。しばらくの間、一囚人としてすごしていた主人公だが、
冤罪事件に関わりのあると見られる刑務官から部屋の移動をつげられ、囚人服も着替えるように指示される。囚人服に付けられた囚人番号が自分のものではないことに気がついた主人公だが、
その刑務官はまったく取り合おうとしない。
後に主人公はその囚人番号がまもなく死刑となる、他の囚人のものだということを知り、
刑務官が自分を死刑にしようとしていることに気がつく。
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337 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/30(土) 17:09:36
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このままでは死刑になってしまうと思い、主人公は取材をあきらめ自分自身が新聞記者であり
秘密取材であることを他の刑務官に告げるが、だれも信じようとはしない。
頼みの綱の所長も出張で連絡が取れず、戻ってくるのも自分の死刑執行の後。泣きながら人違いを訴える主人公だが、結局だれも取り合わず
電気椅子による死刑執行の準備が淡々と進められていく。髪の毛を剃られ、頭・手足に電極を付けられ、目隠しの袋を頭から被せられる主人公。
そして電気椅子のスイッチが入れられる。一瞬の暗転の後、部屋の電気がつけられると、目隠しをされたままの主人公の前に件の刑務官が現れ、
「自分も冤罪事件を無くしたい人間の一人であり、今回の措置は、冤罪で死刑にされる人間の苦しみを
よりリアルに体験してもらうために、所長の了解の下行ったことである。
この体験をに基づいてすばらしい記事を書いて下さい」
と涙ながらに訴えながら、主人公の目隠しをはずす。そこには、目を見開いたまま既に息絶えた主人公の姿があった。