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752 名前:名無しさん@そうだ選挙に行こう 投稿日:2007/07/29(日) 19:02:29
藤子F不二雄・作『自分会議』

とあるボロアパートに入居してきた主人公(高校~大学生位)が部屋を見て
小さいときにもここにきたようなデジャヴを感じるが、
腹が減ったのでラーメンでも食べようとするもお金が足りない。

すると「ペン立てにお金がある」との声を聞く。
でてきた声の主は9年後の主人公で、これから起きる事への助言をしにきたという。
その起きる事とは主人公が3億円相当の土地を相続すると言う物で、
その土地を売って収益を自分(9年後の主人公)に渡せというものだった。
話によると、何か(作中で言及されていない)に手を出して大損したので、
損失を取り返すために金をよこせとのこと。
しかし、現在の主人公はその言い分に乗り気ではない。

すると次は13年後の主人公が出てきて「その土地は売るな」と言う。
彼の言い分によると、13年後の日本は爆発的なインフレが進行していて3億円の価値はないので、
インフレが治まるまで売るなというもの。

3人が言い争っていると、次は23年後の主人公がやってきて「土地は売るべき」と主張。
彼の話によると23年後の日本の土地は全て国有化されるので、今のうちに売ってしまえというもの。
4人で言い争うも、埒があかないので多数決をとるも半々に分かれてしまう。

最後の手段として、過去の主人公の意見も聞く事にするべく子供のころの主人公を連れてくる。
未来の主人公たちは子供のころの主人公に「おじさんたちの話し合いをよく聞いて進みたい将来を選べ」
というも、現在の主人公と過去の主人公をそっちのけで言い争う。
その様子をみて現在の主人公は昔つれてこられた時の様子との違いに違和感を覚え、
自分は将来こうなってしまうのかと思い嫌になると、過去の主人公は窓に向かい
そのまま飛び降りて全員が驚いた次のコマでもぬけの殻になった部屋が描かれて終わり。

自分同士で言い争って結局存在が亡き者になるのはなんか後味が悪かった。

 

ミノタウロスの皿 (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)
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(小学館文庫―藤子・F・不二雄
〈異色短編集〉)
藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編 4 (藤子・F・不二雄大全集 第3期)
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