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681 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/09/29(土) 23:40:27
後味の悪い小説から。
「鎧櫃の血」から、旗本の師匠。
ある旗本は、手習いとして武家の子供、町人の子供をわけ隔てなく
無月謝で教えていた。お祭り時には餅や強飯を出したりした。
あるお祭りの日、武家の子供が町人の子供の飯に箸をさしたことから
町人・武家に分かれて喧嘩になった。
武家の子供が腰にさした木刀を抜いたことから、師匠は武家の子供
だけをしかった。それが真剣だったことを考えたからだ。
これが武家の親を刺激し、あそこの師匠は町人を贔屓しているなど
うわさを立てられ、武家の子供が減り、とうとう町人の子供だけになった。

旗本の師匠は気にせず教えていたが、ある日道草を食った町人の子供が
顔を隠した武家の子供らに襲われ、二人死亡。一人重症。
犯人は分かっているが、証拠がないのでお咎めなし。
師匠も手習いをやめなければならなくなりました。

 

鎧櫃の血 新装版 (光文社文庫)
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