ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その80 » 22XX(清水玲子)

441 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/28(金) 17:50:16
誰の作品だか忘れたけど少女マンガだったと思う。

確か主人公は精巧なアンドロイドで、なんでも屋みたいなことをして
ヤバイ仕事も引き受けているんだったと思う。
あまりに精巧に作られてるので食欲を感じて食事もするし、
しないとやせ細るというくらいの超人間的仕様。
誘拐された女の子を助ける、とかそんな依頼で向かった惑星のジャングル内で
遭難してしまった彼は、カニバリズムをタブーとしない種族の少女と出会う。
確か我が身ひとつで獲物を狩って殺すというすごいワイルドな子だったと思う。
最初は主人公もカニバリズムや狩猟という野蛮な行為に恐れや嫌悪を感じるが、
彼女たちの種族にとって命を奪って食事するということはとても神聖な行為だった。

生命を糧としていただくときは長い祈りを捧げるしその様を人には見せない。
その子の父親を食べて母親は彼女を産み、母親も彼女の糧となって命となって受け継がれていく。
そして彼女もいつか誰かに我が身を捧げて命を引き継がれるのが望み。
無駄死にし朽ちていくほど彼女らにとって救われない、恐ろしいことはない。
そこで彼女たちが引き継いできた(糧にしてきた)命も終わってしまうから。
いつか愛する人が出来たとき、その身を捧げることが出来るのが至上の喜び。


442 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/28(金) 17:50:37
そんな文化を知らない主人公は彼女に食料を分けてあげたことでプロポーズされたと見なされてしまう。
明るく純真な彼女につきまとわれ、次第に親しくなっていくが
主人公は敵組織に捕まり身動きの取れない状態になってしまう。
そんな彼を助けに来る少女。自分の手では彼を助けられないと判ると、
食事を与えられずにやつれている(仕様です)彼に、「待っていろ、きっと助けを呼んでくる」と
言い残した少女は彼が飢え死にしないように自分の片腕を切り落とし、与えていく。

もちろん彼には人の腕は食べられなかったし、食べても栄養になるわけではない。
朦朧としたまま腕が朽ちていくのを眺めるうち、結局味方の組織の救援が来て主人公は救出される。
その後を良く憶えていないのだけど、燃えるOR壊滅するその一帯からヘリで脱出するときに
彼女の姿を発見し、ヘリで同様に助け出そうとする。
なんとかヘリから降ろした梯子だかロープだかに掴まらせることに成功する。
しかし彼女は主人公を救出しようと必死に動き回って弱っており、その弱った身体を支える腕は一本しかなかった。
力尽きようとする彼女は主人公を見つめて、「あの腕を食べた?ちゃんと食べてくれた?」
と尋ねる。答えられない主人公を前に、力尽きた彼女は落ちてゆく。


443 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/28(金) 17:52:11
うろ覚えなので知っている方がいたら補完してください。
最後落ちていく少女の絶望感が後味悪くて悪くて。

445 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/28(金) 18:12:11
清水玲子の漫画だと思う。
タイトルは失念したけど、
少女は狩猟民族だから片腕をなくしたら生きていくことはできない、
でもそうまでして与えてくれた腕はアンドロイドである主人公にとっては何の意味もないんだよな

しかも主人公がガチホモなんだよな


447 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/28(金) 18:39:52
>>445
ガチホモワロタw
なら大して後味わるくねーじゃん。

448 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/28(金) 19:15:27
多分その漫画は清水玲子の「20XX」。
そして主人公(ジャック)はガチホモではない…はず。
彼の恋人は男の子じゃないよ。(ロボットなので性別がない)

そしてこの「20XX」ですが、
ルビイ(狩猟民族の少女)を死なせてしまった上に
腕も食べてあげられなかった、よしんば食べていたとしても
アンドロイドなので命を引き継ぐこともできない(栄養にならない)
という事実に絶望したジャックは、帰国後自ら仕様変更を申し出、
ごはん食べないロボになったというオチです。

この作品のテーマはたぶん
「食べ物を粗末にしてはいけません」じゃないかと思っている。


449 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/28(金) 19:53:20
>>448
意味が解らんw
御飯を残す子供に聞かせる話じゃ絶対に無いぞw

450 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/28(金) 20:05:41
親切を押しつけるとよくない

451 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/28(金) 20:09:16
できるなら最初から食べないロボットになっとけよw
つか食べ物もらえないで弱るくせに肉は栄養にならないとかイミフだな。

452 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/28(金) 20:09:22
おい、誘拐された少女は?食べちゃった?

456 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/28(金) 22:41:03
確かジャックは自分をロボットだとは知らなくて、
一緒に閉じ込められた同僚が餓死しても自分は生きているってことで
ロボットだったんだって気付いてた。
で、ロボットだって気付いていなかったから同僚と最後の食べ物を分け合ってた。
その食料を全部人間である同僚が食べてたら同僚は死ななくてもすんだかも…という要素もあった。
余計後味悪い。

457 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/28(金) 23:23:38
あー、そんで死んだ同僚の友人だかがジャックに復讐しようとして飢えさせるんだったか。
ルビィはそれに巻き込まれる形で無駄に命を落とし、
ジャックは「食べたいものは彼女の腕だけ」と、叶う事のない渇望を抱いたままで生きると。

「食べられることが自分の魂を繋げていくこと」
「食べられなかった者は魂を繋げることが出来ずに朽ちる」という宗教のルビィが、
食べてもらえなかったことを知って絶望の表情で飛行機から落下していく表情が忘れられん。

永遠に満たされることのない餓えを抱えてしまったジャックが、
「こんなマズイ物食べられないしー」とか、気軽に食べ物を捨てる人間を見つめるラストも後味悪かった。


461 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/28(金) 23:52:00
で、あれだ。
ヒロインが落っこちたところは食人族の死体捨て場。
食人族には誰にも食べれもらえないことが最大の恐怖。
だから罪人は食べられずに死体捨て場に捨てられる。
ヘリは真上を通っちゃってヒロインは恐怖で力が抜ける。
一番忌むべき場所で死んじゃうんだな。

この頃の作者はいいSF描いてたよなあ…

 

22XX (白泉社文庫)
22XX (白泉社文庫)


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