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496 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/30(日) 19:18:37
既出かもしれないけど、レモニー・スニケット著の
「世にも不幸なできごと」という児童書が後味悪い
この本のシリーズは、最初から最後まで不幸の連続。
ヴァイオレット(長女)、クラウス(長男)、サニー(次女)の三人きょうだいが主役で、
話は三人の両親が死んでしまったところから始まる。
まだ子供(長女ですら確か十二歳くらい。サニーはまだ乳飲み子)の三人は、
遠い親戚であるオラフ伯爵に引き取られることになったが、
そのオラフ伯爵は三人の遺産を横取りしようと企んでいた。
色々な方法でオラフ伯爵に殺されかけるが、
発明が得意なヴァイオレット、読書好きで博学なクラウス、
何でも噛んでしまう凄い顎を持つサニーのチームワークで、何とか逃げ出す。
そして巻ごとに違う親戚のもとへと行くのだけど、毎回その親戚や周りの大人たちは
頼りなくて、情けなくて、しかも何かしらオラフ伯爵とのつながりがある人物がいる。
(そのため、毎回命の危険にさらされ、他の親戚のもとへ逃げている)

497 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/30(日) 19:19:08
どの巻も不幸ばっかりなんだけど、個人的に第四巻「残酷な材木工場」が後味悪い
三人は活気がない材木工場に預けられることになったのだが、
そこの工場長は意地悪で、着いた早々に三人はとても過酷な労働させられることとなる。
ご飯はろくなものが出ず、チューインガムだけが食事という事もあるくらい。
給料はお金ではなく、近所のお店の割引券など。
割引券だけを貰っても、お金がないから使えない……
しかも、その工場から出ることを許されないため、買い物さえ行けない。

三人は同じ工場でずっと働いているという男性と仲良くなり、
「どうしてこんな事されているのに、皆逃げ出さずに働いているの?」
と質問するが、「ここしか居場所はないんだ」と返される。
ある日、クラウスがかけているメガネが壊れてしまい、目医者に診てもらうことになった
しかし診てもらった日からクラウスの様子がおかしい。
まるで洗脳されているようだ。
原因を探すヴァイオレットは、工場内に、目玉のマークを見つけてしまった
この目玉のマークはオラフ伯爵のマークで、
やっぱりここにも彼が関係しているのだ、と、ヴァイオレットは確信する。
そしてあーだこーだやって、クラウスの状態をもとに戻し、
三人は工場と目医者がオラフ伯爵と関係していることを突き止める。
材木工場という場所を生かし、三人は知恵を絞ってそこから逃げ出しかけた時、
仲が良かった男性を見かける。
「ここから逃げ出そう!」と、その男性とも一緒に逃げ出そうとする三人だが、
男性は「ここからは逃げられないんだ」と、逃げることを諦める
結局その男性はその工場に残ることとなる。
金銭を与えられず、ただ使えない割引券を持ったまま。
三人は逃げ出したけれど、工場はまだそのまま続いている。


498 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/12/30(日) 21:04:13
>>497
乙。

どうみても不幸なのに変わることへの恐怖から
結局現状維持ってよくある話だよね。

 

残酷な材木工場 (世にも不幸なできごと 4)(第4巻)
残酷な材木工場
(世にも不幸なできごと 4)(第4巻)
最悪のはじまり (世にも不幸なできごと 1)(全13巻)
最悪のはじまり
(世にも不幸なできごと 1)(全13巻)


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