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412 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/02/26(火) 09:38:53
昔読んだ短編ミステリー。

クリスマスにA(中年の金持ち男)とその秘書である若い男4人とAの娘が集まり楽しく過ごす。
実は若い男たちは全員Aの愛人。(A娘は知らない)
それぞれマンションと毎月の手当てで囲われている。
Aはある程度の期間楽しんだらさっさと別れてまた新しい愛人を増やすというタイプ。
別れる愛人にはそのまま放り出すんじゃなくてまとまったお金を渡したりはするけど
中には別れを受け入れられずに自殺した男もいる。

物語は愛人の中でも一番年上の男、Bの視点で進む。
次にAが飽きるのは自分じゃないか。捨てられたら自分はどうなるのか。
不安になりながらも明るく振舞ってクリスマスの夜を過ごす。
翌日みんなが起きてくるとAが殺されていた。警察が来て取調べが始まる。
BはA娘を慮ってAと自分たちとの関係は伏せていようと他の愛人に提案。
とりあえずは賛成してもらいA娘は引き続き知らないまま。
(謎解きは後味とあまり関係ないから省略)
犯人はいつもAに愛されていると自信に満ち溢れて見えていた別の愛人Cだった。
実はCもBと同じように捨てられる事に怯えその結果の殺人だった。

Cを警察に引き渡した後にA娘から動機も聞かれるも「まだ知らない方がいい」と
また先送りにするB。「Bさんがそう言うなら」と納得するA娘。
このときBはA娘が自分に対して恋愛感情を持っていることに気が付く。
BがA娘に配慮していたのは愛したAの娘だからというだけ。
むしろ女性は嫌悪感を抱くくらいで絶対に恋愛対象にはならない。
いつか本当の関係や性癖を告げなければならないのかと思うと暗くなるBだった。

男同士という以前に愛人たちを呼んで娘と親しくさせるというあたりで気持ち悪い。
A娘は箱入りなのか本当に愛人関係に気が付いてない。
そんな子が本当のことを知ったショックを思うと嫌な物が残る話だった。


414 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/02/26(火) 11:07:51
これってBLかなんかなの?
色んな意味できめぇw
愛人を女に置き換えたらいいかと思ったが、
それはそれでただじゃ済まない展開がまっていそうだな

417 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/02/26(火) 14:36:34
>412
麻耶雄嵩の短編だね。
BLと言うより、ゲイものっぽいかな。
短編なんで別にアッー!なシーンもないし、面白かった。
これから先、Bと娘のことを考えるとかなり後味は悪い。

419 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/02/26(火) 14:49:17
>>412
アンソロジー 「不透明な殺人」 に収録の 麻耶雄嵩 著 「ホワイト・クリスマス」 ですね。
このアンソロジーには他の著者のおかまの話も載ってて、そんなんばっかかよ!?、と。

 

不透明な殺人―ミステリー・アンソロジー (ノン・ポシェット)
不透明な殺人
ミステリー・アンソロジー
(ノン・ポシェット)


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