ホーム » 小説 » 小説/あ行 » L・Tのペットに関する御高説(スティーブン・キング)

149 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/03/09(日) 15:50:22
昔読んだ短編から

仲の良い新婚夫婦がいて、夫の誕生日に妻が犬を送る。
ところがこの犬、最初から夫に懐かずに妻によく懐いている。
夫が餌をやろうとすれば吠え付くし、頭を撫でようとすれば唸り声を上げて嫌がる。
夫の洗濯物に小便をひっかけ、夫のスリッパの中にゲロを吐く。
寝室のカーテンも夫の寝ている側のだけ引っ掻いてしゃぶってボロボロにする。
夫はこのことを妻に訴え、犬を捨ててこようと相談を持ちかけるが、妻は相手にしない。
それでも議論を続けようとすれば、「犬を捨てるならこの家を出て行く」といって犬を庇う。
妻に対しては騎士のように忠実で賢く良い犬なのだ。
夫は、この犬のせいで夫婦の仲が引き裂かれていくような気がしてならなかった。


150 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/03/09(日) 15:51:25
翌年の妻の誕生日に、今度は夫が妻に子猫を送る。
妻が前にテレビを見ているときに、欲しがっていたのだ。
猫がやってきたその日、妻が猫を抱き上げようとすると引っ掻かれてしまった。
この猫は、最初から夫に懐いていた。そして、妻には対してはまったく攻撃的だった。
妻が近寄っただけで不機嫌になり、引っ掻こうとする。
妻が餌をやろうとしても猫は皿に見向きもしない。そしてその場からいなくなると食べる。
妻が選んだ居間のカーテンをボロボロにしてしまう。
とうとう我慢の限界に達した妻が、「猫を保健所に連れて行く」と言い出したので、
夫はここぞとばかりに「それなら犬も一緒に連れて行く」と言い張り、夫婦の仲は決定的に
壊れてしまった。これまでのお互いの不満がペットを通じて増幅され、ここで一気に爆発した。
そして、妻は手紙を一通残し犬を連れて出て行った。
手紙には「実家に帰る。離婚しましょう」という内容が書かれていた。
しかし妻は実家に戻ることは無く、行方不明になっている。
途中の道で車だけ残して消えてしまった。車のそばにはバラバラになった犬の死体だけ残して。
警察は当初夫を疑ったが、完全なアリバイがあるようで逮捕はされていない。

163 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/03/09(日) 22:56:28
>>149-150
キングだっけ? でもオチの解釈は違うぞ。
その頃連続バラバラ殺人犯が出没してて、もしかしたら妻も犠牲になったのかもしれないが、
犬の死体だけで妻の死体は発見されていない。
もしかしたら妻が犬を殺したか、あるいは置いて行った犬だけを何者かが殺したのかもしれない。
だが、犬を溺愛していた妻が犬を殺すことはもちろん、置き去りになんかも絶対にしない。
だから妻に何かが起きたはずだ。果たして妻はどうなったんだろう・・・?と、夫はいつまでも悩み続ける。
で終わり。

 

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