女奴隷は夢を見ない(大石圭)

721 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/05/31(土) 02:57:40
「女奴隷は夢を見ない」

主人公たちの仕事は人身売買。女を買って、オークションに出す。
騙されて売られた女、分かって売られてきた女、年齢も身分も様々取り扱った。
現在のストックは、両親に売られた女子大生、若い愛人が出来た夫に売られた人妻、盲目の外国人の少女など。

反抗的な女は、「教育」を専門に生業とする男に頼んでしつけて貰う。
そのしつけ方とは、暴力、強姦、説得のくり返し。
人妻は手ひどく「教育」され、
男の「買われた先で気に入られて結婚して幸せを掴んだ女もいる」という言葉にはかない希望を抱く。
しかし、買われた先で酷い虐待を受けて、相手を殺して逃走した少女がいるのも事実だった。

主人公は盲目の少女が気になって、オークションまでの間、自分の部屋に呼んで
ウィスキーを飲ませたりチーズを与えたり、話をする。
少女は東南アジアの貧しい国の生まれなので、今の暮らしは幸せだという。
主人公は仲間に、盲目の少女を売らないように頼もうかとも思う。
実際、仲間のひとりの死んだ娘に似た少女は売られずに済み、ここで働いていた。
けれども、幼女の時から娼婦で性技にたけた盲目の少女は仕入れ値が高く、
結局主人公は「売らないで」とは言えなかった。

主人公達はある老人の屋敷に、以前売った女の下取りに行った。
その女は、酷い虐待のせいですっかり身も心もぼろぼろになっていた。
主人公達は、こんどオークションに出す女達はこいつに落とされないといいね。などと言い合う。

オークションの当日。
女子大生はすっかり混乱したため、十字架みたいなものに貼り付けにされて競りに掛けられた。
人妻は、美しく化粧をして、ストリッパーの舞台のようにふるまった。
そしてふたりとも、あの老人に競り落とされた。
盲目の少女は別の男に買われ主人公のことはすでに忘れかけ、こんどは何を食べさせて貰えるかを考えていた。


722 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/05/31(土) 03:59:40
続きないのかよw

723 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/05/31(土) 04:08:18
後味悪いっちゅうか、中途半端っちゅうか。

定番だが、盲目の少女が老人に競り落とされそうになり、主人公が
大きな犠牲を払ってそれを阻止するという一段階が欲しかった。
(でないと、老人の出る意味がないと思う)

主人公がそこまでしたのに、主人公のことをすっかり忘れてる盲目の少女、
というほうが後味悪いと思うんだが。


724 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/05/31(土) 04:25:51
ただ世間話しただけの奴をいちいち覚えてらんないよなw
自分は大変な状況にあるわけだし。

725 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/05/31(土) 07:50:25
エロ8割ストーリー2割の実用書じゃないのか?

 

女奴隷は夢を見ない (光文社文庫)
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