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963 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/06/04(水) 20:34:12
ふと思い出した安部公房の「R62号の発明」

工場をクビにされた機械技師が自殺しようかと港をさまよっていたら、
あやしい会社に「生きたままの死体」として買われることになる。
そして手術により、
人間の潜在能力を効率よく引き出す装置を付けたロボット「R62号」に改造される。
意識はロボット的に薄ボンヤリとしているが、
なんとそれは自力で新しい作業機械を発明できるロボットであった。

R62号が発明する新しい機械は偶然にもクビにされた工場に納品されることになる。
納品日、R62号が言うには、人間をより効率的に使う機械を発明したという。
R62号=機械技師をクビにした覚えのある工場社長がおそるおそる試運転させてみると、
はたしてその新しい機械は社長の腕を抱え込み指を一本一本切り落としていく。
7本目で社長は自ら刃に体を落とし死ぬ。

惨劇の終わったとき、その場にいた、R62号を作った博士がR62号に問う。
「これは何を作る機械だったんだ?」R62号は薄ボンヤリと笑うだけだった。

 

R62号の発明・鉛の卵 (新潮文庫)
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