ホーム » 小説 » 小説/か行 » 気の毒な症状(星新一)

568 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/07/01(火) 23:31:36
ここで星新一の短編を
(本当に星新一かイマイチ自信が無いけど)

会社員のN氏は仕事も順調で、先日会社の重役の娘とお見合いもした。
美人で性格も良さそうだし、先方もこちらを気に入ってくれたようで、このままだと結婚することになる。
まさにバラ色の未来が待ち受けているが、一つだけ悩み事がある。

それは、最近どうも誰かに後をつけられているような気がするのだ。
会社に入るとそんな視線も感じなくなるが、会社から一歩でも出るとまた視線を感じる。
そんな訳でこのところ落ち着かない日々を送っていた。
いきなり後ろを振り返って見たりするが何も発見できず、尾行を撒こうと突然走り出したり
サッと店に入って外の様子を伺ったりもするが視線は離れない。
友人に相談しても「気のせいだ」と言われるし、どうしようもない。
結局仕事が手につかなくなったので、やむを得ず精神科の診察を受け、薬を貰った。
すると、付きまとうような視線は感じなくなった。
やはり、気のせいだったのだとホッと胸をなでおろすN氏。

一方、見合いの相手の家に、興信所からこんな報告書が届く。
「数週間、対象者を調査しましたが、私生活ではつねに挙動不審で落ち着きがなく、
 何も無いところで突然走り出したり色んな店に出たり入ったりするなどの奇行も見られます。
 また、精神科に通院もしているようです…」


569 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/07/01(火) 23:48:46
興信所の尾行の実力が半端なばかりに….
気の毒なN氏 つ_;)

 

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