鎌倉ものがたり(西岸良平)
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11 名前:1/2 :2008/08/29(金) 13:31:34
- 三丁目の夕日の西岸良平が書いてる別の漫画「鎌倉ものがたり」から。
※不思議現象が存在する漫画です人柄もよく売れっ子だった人気漫画家サルキが殺される。
警察は唯一サルキを恨んでいそうな漫画家イヌボウを調べるが、
彼は当時ずっとアシスタントたちと漫画を描いていた
(「動機」は、元々イヌボウのアシだったサルキが独立する時にその人柄の良さで
イヌボウのアシもみな付いてってしまい、更にはイヌボウの愛人だった女アシはサルキの妻になってしまった。
そして人気漫画家の地位まで取って代わられた)。そのうち事件当日現場付近で目撃された怪しい男のモンタージュがあがってきた。
それを見ていた捜査官がふと、そのモンタージュがイヌボウの描く漫画の悪役にそっくりなことに気付く。
「もしやイヌボウの知人をモデルにしたのかもしれない、イヌボウの交友関係を洗え」
しかし結局なにも得るところがなかった。
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12 名前:1/2 :2008/08/29(金) 13:32:29
- 「サルキ氏殺害事件 依然として手掛かりなし」の新聞記事を見てほくそえむイヌボウ。
「だれにもわかるはずがない」・・・サルキが殺害される一ヶ月前、
サルキへの恨みで悶々と繁華街をうろついていたイヌボウの前にある男が現れた。
その男がモンタージュの男かつイヌボウ漫画の悪役「サソリ」であった。
サソリはイヌボウに交換殺人を提案する。自分がサルキを殺すから、代わりに漫画の中で
あの目障りな主役のヒーロー「ウルフ」を殺してくれ、と。そしてイヌボウは承知し、サルキはサソリに殺されたのだ・・・そのときイヌボウのまえにサソリが現れた
「おれはやったぞ 次号でウルフを殺せ さもないとお前を殺すぞ」翌日イヌボウは編集長に、
ウルフを死なせて「殺し屋・サソリ」路線に変更したいと相談するが大反対される。
いまウルフは人気がうなぎ上りで、なんとアニメ化の話まであるそうな。
そして逆に新展開したいならサソリを殺したら?と提案される。
「その手もあったな…所詮おれの漫画のキャラなんだし漫画で殺しちまえばもう出てこないだろう」イヌボウはサソリがウルフに殺されるストーリーを描き、それが次号に載った。
イヌボウは次号を見て安心して笑っていたが、しかしそこに瀕死のサソリが現れる。
「よくも裏切ったな。俺はもうすぐ死ぬが、お前だけは道連れにしてやるぜ」翌日の新聞に「イヌボウ氏殺害される サルキ氏と同一犯か?」そして事件は迷宮入りとなった。終
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15 名前:本当にあった怖い名無し :2008/08/29(金) 13:50:18
- >>12
マンガの中でサソリの火葬シーンまで描いとけばよかったのにね。
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16 名前:1/2 :2008/08/29(金) 14:01:47
- >15
そうでした、そこが大事でした。
ウルフ、サソリの眉間を撃つ。サソリ倒れる。「さらばだサソリ」
で終わってたっての書かないとでしたね。