ホーム » 小説 » 小説/さ行 » 接続された女(ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア)

711 名前:本当にあった怖い名無し :2009/01/06(火) 14:56:57
海外SF小説の「接続された女」。

「広告」というものがなく、商品アピールに「素敵な誰々が使ってるあの商品」
「かっこいい誰々が持ってるあのバッグ」のような情報が重要とされる時代、
あるドブスでスイーツな女が自分のブスさに嫌気がさし自殺するんだが、
こっそり病院で助けられ、ある広告会社から極秘の仕事を斡旋される。
それは遠隔操作で動く人造美女=広告塔の脳みそとなること。
「スターの仲間入りが出来る」と言われ地下の小部屋に閉じ込められたドブスは
箱に入れられチューブを沢山付けられ人造美女の遠隔操作を始める。

なんだかんだで成功し、美女がただの操り人形の広告塔だとバレることも無く、
愛らしい美女が身に付ける商品は売れ、美女を本気で愛する男もでてきた。
男は美女にアタックし地下のドブスもイケメンのその男にうっとり。
会社がネタバレを恐れてたまに接続を切って美女は意識を失ったり頭痛を訴えたりするので
男はああ彼女は誰か悪い奴らに言うことを聞くよう脳内にアンテナ仕込まれているんだ
それをだしてやらねばと電波元の会社を探して美女を連れて突撃してしまう。

ここが君を電波の奴隷にしている部屋か!と男が地下の部屋を開けると
更にすさまじいドブスになっているあの女がチューブをいっぱい付けて
「会いたかったわ!」と走りよって来た。
「何だお前は!」と男が薙ぎ払ったせいでチューブが抜け倒れてドブスは床に倒れ
バタバタもがいてたがすぐ死んでしまった。
そして人造美女も、ちょっとした奇跡でしばらくは何かしゃべったりして動きがあったが
そのうちアグアグ言って死ぬ。すべてを理解して泣く男。

 

愛はさだめ、さだめは死 (ハヤカワ文庫SF)
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(ハヤカワ文庫SF)
20世紀SF〈4〉1970年代―接続された女 (河出文庫)
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