ホーム » 小説 » 小説/あ行 » あこがれの朝(星新一)

135 名前:本当にあった怖い名無し :2009/01/16(金) 23:34:19
星新一の短編から

主人公は一流大学を出て役所に就職した高給取り。
イケメンで物腰もスマートで申し分のない男性。
しかし彼の妻は彼に似つかわしくない、およそ不細工でだらしの無い女性。
浪費家であり、給料はすべて自分の贅沢のためだけに使い、家事も一切せずに家でも
彼を奴隷のように扱っている。

なぜこんなカップルが成立するのかというと、
彼が役所で困っている中小企業に便宜を図ってやったところ、
その会社に勤めているOLが証拠を発見・保存し、彼に結婚を迫ったからだ。
役所をクビになるだけでなく、親類縁者にも迷惑がかかると考えた彼は、仕方なく脅迫を受け入れた。
妻は彼を事あるごとに脅し、なじり、嗜虐心を満足させる。
また、妻が異常な死に方をした場合は真っ先に彼を疑えという書類を弁護士に預けているそうだ。

困り果てた彼を見かねた友人が、一流の結婚詐欺師を紹介してくれた。
詐欺師は彼の妻を誘惑し、自分から離婚したがるように仕向けてくれる。
妻は詐欺師にメロメロになり、書類は全部返すからどうか離婚して欲しい、と懇願までしてきた。
こうして彼は書類を取り戻して焼き捨て、これで静かな生活ができると喜んでいると、
玄関のチャイムが鳴る。
ドアを開けると、近所の女性が立っていた。
女性は封筒を示し、彼にこう言った。

「あなたの前の奥さんから、この書類を持っていればあなたと結婚できると聞いたの」

どうやら元妻は、彼に書類を返す前にコピーを作って、
安定した収入のあるイケメンと結婚したい女性を募って売りさばいていたようだ・・・


137 名前:本当にあった怖い名無し :2009/01/17(土) 00:28:24
素直に「頭良いなー」と思ってしまった

141 名前:本当にあった怖い名無し :2009/01/17(土) 01:54:41
いや普通に旦那可哀相じゃ・・・?

 

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