ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その103 » 百物語/其ノ六十六 木の葉の里の話(杉浦日向子)

374 名前:本当にあった怖い名無し :2009/05/24(日) 23:26:19
杉浦日向子の漫画は雰囲気が最高だ。
それで思い出した。同じく百物語から。

事後の寝床、客が遊女に境遇を尋ねる。
すると遊女が不思議な話をする。それは遊女が少女の頃の話。

少女が幼い弟の子守を頼まれ、背中におぶりながら山中を散歩している。
と、急に突風が吹き、周囲の落ち葉が一面に舞い昇る。
目を瞑ってやり過ごし、それが止んだ後、ふと背中を覗くと、
おぶっていたはずの弟が、枯葉の塊に成り果てていた。
帰宅した両親にその事を酷く咎められ、家に居られなくなった少女。

「その罪のなりの果てさ。」遊女は微笑するのだった。


375 名前:本当にあった怖い名無し :2009/05/24(日) 23:34:02
>>374
親ひでーな。遊女カワイソス。

376 名前:本当にあった怖い名無し :2009/05/24(日) 23:41:42
>>375
人情と残酷が同居してるのが、江戸情緒って感じなのかなあ。
ひで~といえば確かにひで~。娘を娼婦に出すのが普通の時代とはいえね。

377 名前:本当にあった怖い名無し :2009/05/25(月) 00:10:45
>>374
その話は、枯葉が巻き上げられるくだりは幻想的だったけど、
子守り中に姉の不注意で、ちょっと他事に目を取られていた隙に弟が行方不明になった話
だと思えば、意外とそういう実話はいくつか元ネタがあるのかも。
娘は何人もいて弟っていうのが待望の跡取りだったりしたら、確かに居づらくなるかも。

実姉と子守り奉公の娘とでは全然待遇は違うだろうけど、
「守りが守りせず 子に怪我させて 家へ帰れず 軒で寝た」の歌の文句とか、
子守り中の失態(に対する追責)の恐怖って、きっと昔の少女達の間では
わりと共感しやすい現実味を帯びた感覚だったんじゃないかと思う。

余談だけど、うちの父が冬に兄弟で裏山を散歩していて、ふと気付いたら いつの間にか
2歳の末弟が、池の割れた氷の間から首だけ出した状態で必死にしがみ付いていたらしい。
氷に乗って遊んでたようだけど、冷水にはまって寒さで悲鳴も出せず、
もし父達が気付くのが遅れていたら、あの叔父さんも「神隠し」に遭ったことになっていたのかも…?


381 名前:本当にあった怖い名無し :2009/05/25(月) 13:00:39
杉浦日向子さん、病身であれだけの活躍をされたんですよね。
すごいなあ。惜しい人を亡くしたよ。

 

百物語 (新潮文庫)
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