ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その103 » 凍りついた瞳(ささやななえ)

384 名前:1/2 :2009/05/25(月) 15:55:38
凍りついた瞳という作品。
親による子供の虐待を描いたノンフィクションの連作で、
自分はささやななえが漫画化したものを読んだ。

どの話も後味が悪いんだが、最後の話が特に…。
昔読んだので、うろ覚えの箇所はすまん。

ある病院で看護婦が不審な行動をする母親に声を掛ける。
「いえ、別に…」
母親は赤ん坊から離れるが、母親は赤ちゃんの首を絞めていた…?

実はこの赤ちゃん、生後1ヶ月で虐待の末に病院へ運び込まれていた。
一命は取り留めるが重度の障害も残り、一生寝たきりで目も見えない。

実は母親も幼少期に虐待を受けていて、赤ん坊に虐待の連鎖を続けていたことが判明し、
周囲はこの連鎖を断ち切るための手助けをしていく。

しかし母親はなかなか赤ん坊を可愛いと思えない。
看護婦さんたちが赤ちゃんを抱くと赤ちゃんはリラックスするのに、
母親が赤ちゃんを抱くと赤ちゃんは全身で緊張する。
しかし医学的には、生後1ヶ月で赤ん坊が母親を識別できるというのはあり得ない。
ましてこの赤ちゃんは視覚にも障害がある。

赤ちゃんがこれでは母親も子供に対する情が湧かないと周囲が奮闘する中、
母親が買ってきたオルゴールを聴いて赤ん坊が始めて微笑む。
それを見て母親も微笑んで、やっと赤ん坊に情が湧いてきた、
周囲の努力も実を結ぶだろう…というラスト。


385 名前:2/2 :2009/05/25(月) 15:57:47
…感動的な演出を行おうとすればするほど、後味の悪さが苦々しく残る話だった。
そりゃ、善意の第三者視点ではめでたしめでたしかもしれないけれど、
赤ん坊の立場になったらどうなのさ?
死ななかったのはたまたまで、一生重度の障害が残る目に遭わされて、
その母親のトラウマ克服のために付き合わされるなんて拷問の日々じゃないか。

イントロでも母親、赤ん坊を殺しかけていたんだぞ。
この先、母親がまた子供を手に掛けようとして成功した時に責任を取るのは誰だ?
この母親に本当に必要なのはリハビリではなくて刑務所での罪の償いじゃないのか。
カウンセリングよりも先にまず親権を取り上げるべきだろう。

医学的には識別能力がないのに母親を見分けて怯える赤ちゃんが本当に可哀想だった。
赤ちゃんがその母親に懐かないから可愛く思えないと考える周囲の身勝手さも怖い。

実の母親だったら何をしても許されるのか?
それじゃ、これが例えば隣人の赤ん坊だったら?
海外では子守が赤ん坊を虐待した報道もあったね。
その隣人なり子守に不幸な生い立ちがあった場合、罰せられるどころか
被害者の赤ん坊は命を掛けてそのトラウマ克服のために付き合わなければいけないのか?
そう考えるとどれだけ異常な話なのか判るのに、それが美談に仕立て上げられていたのに引いた。


386 名前:本当にあった怖い名無し :2009/05/25(月) 16:14:55
>>385
落ち着けよ。
お前のファビョり方が凄すぎて、本来の後味の悪さが薄れるわ。

 

凍りついた瞳 (YOU漫画文庫)
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