ホーム » 小説 » 小説/さ行 » 湘南人肉医(大石圭)

394 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/11(土) 16:58:25
誘拐されて歪んだ世界で生きていたけど、
そここそが囚われの少女にとっては幸せな世界で、
正常な世界に戻ることで不幸になる、
というタイプの後味の悪い作品として湘南人肉医を思い出した

406 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/11(土) 23:28:15
若干うろ覚え

主人公は美容整形外科医
神の手を持つともいわれ、彼の整形のおかげで売れ出した有名女優などもいる。
彼は昔から人肉食への欲求があり、ある時、患者から摘出した脂肪を食べてしまう。
麻酔薬の使われたその脂肪は苦くて不味いものだったが、背徳感に彼は恍惚とした。
それから何度も同様の方法で人肉を食べ続けていた彼だが、
対象が人間であるだけに、食欲も奇妙な方向に向かい始めた。
それは、ろくに知りもしない客よりも、愛する女性の肉を食らいたいという願望だった。

で、イケメンでモテモテで過去に女がいっぱいいる主人公は、
現在は特に付き合っている女性はいないので元彼女たちを次々に殺して食うようになる。味付けも凝る。
交際こそしていないものの、主人公には本命がいた。
助手の知的な女性で、理知的な顔を眼鏡がよりクールに見せていたが、なかなか情のある人物だった。
女性を殺して食うのが日常となりつつある主人公にとっては、
愛欲=食欲になっていたが、一番愛しているからこそ生きて傍にいてほしいと、耐えた。
元彼女の一人である、ちょっとロリっぽい子を食べようと思った主人公は、
今は他の男性と結婚した彼女が幼い女の子を抱えていることに気づいた。
自分で育てた子を食べるとより美味いんじゃね?という妄想につかれた主人公は赤子を誘拐した。

それから十数年後。赤子は成長し美しい少女になったが、主人公が暮らす部屋以外の世界を知らなかった。
読み書きもできず幼児同然だったが、それがおかしいと少女は思わなかった。
食用として育てられていることも知らない。
高層マンションの上階にあるベランダからでしか見えない下界の住人たちには興味もなかった。
主人公とはエロ的な関係は全くない。親という概念はなかったが親のように主人公を慕った。
食べた女たちの頭部だけは冷凍保存していた主人公は、時々酒を飲みながら女たちの顔を眺めていた。
少女は一緒に頭を見ながら、幼い顔立ちの女性の顔を見ると何故かいつも泣いてしまっていた。
一方、主人公は眼鏡ごと冷凍されている女性の顔を見るたびに慟哭していた。
主人公を泣かせる眼鏡の女を憎く思った少女は、ベランダから眼鏡の女性の頭を投げ捨てた。
もう主人公は泣かないと少女は喜んだ。

で、終わり


407 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/11(土) 23:31:50
結局助手食ったのかよ

409 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/12(日) 00:10:26
>>406
それ映画版だね。
・原作だと主人公は超デブ。
・勤める整形外科医院の院長の娘(大学時代の元カノ)が眼鏡女に該当する。
・眼鏡女は主人公の子供を妊娠していた。
・”食肉”として殺すのは出会い系で会った女子高生や、ナンパしたOLなど。
・赤ん坊の母親は見知らぬ他人。駐車場で車内に赤ん坊を置いたまま離れた隙に誘拐された。
 後に主人公に殺害され、食われる。
・誘拐し、すずらんと名づけられて育った少女は、憎しみというよりは嫉妬心で頭を捨てる。

って感じの差異がある。
是非一読を薦めたい。

 

湘南人肉医 (角川ホラー文庫)
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最後の晩餐 [DVD](映画)
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