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615 名前:本当にあった怖い名無し :2009/09/01(火) 17:01:02
中国からの引き上げでの体験記集の中に

母親と幼い子供たち3人(6歳・3歳・乳飲み子)で逃避行中、
もう寒さと飢えで全員が限界状態にあったが、
それでも後ろからのソ連の侵攻軍に追い立てられながら
厳寒の中、赤ちゃんを背負い、二人の子の手を繋いで逃げる途中、
細かい事は忘れたけど、3歳の子に危機が迫った時に、
母親が命をかければ助かったかも知れない状況で、
それをせずに結果的に3歳の我が子を目の前で死なせてしまった、っていうのがあったな。

普通なら命を投げ出しても、我が子を助けたいのが親の情だけど、
その時の記述では「もし自分が死んでしまえばこの子が助かっても、
この非情な行軍の中でたった一人の保護者を失えば、
この幼子達が野垂れ死にするのは目に見えていました。
野生動物の親が手負いの子を捨てるのと同じような残酷な本能に赴くまま、
我が子を見捨ててしまいました。人とは極限になるとこうまで残酷になれるのです。」
とあってこの母親は、途中で背負っていた乳飲み子にも死なれて
無事連れて帰れてたのは長男一人だったっけ。


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