ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その108 » うつくしいのはら(西原理恵子)

667 名前:本当にあった怖い名無し :2009/09/27(日) 19:50:56
立ち読みなのでうろ覚えの漫画。

貧しい少女は、シスターの学校でみんなと文字を習っている。
沢山文字を覚えて、良い仕事をして稼いで、配給を貰うだけの生活から抜け出したいと頑張っている。

ある日、戦争で死んだ兵隊がいるので見に行った少女は、彼に語りかける。
「あなたは何がしたかったの?今、惨めじゃない?」
死んだ兵隊は答える。
「文字を覚えて、家族のために稼ぎたかった。貰うだけの生活は惨めだから。
青い空しか見えないから、今は楽ちんだよ。」

何年か経って、少女は母親になった。
この子はあの時の兵隊さんだと彼女は思い、配給を貰いながら子供を育てる。
沢山文字を覚えれば、出来ることも沢山になるのよと子供に語りかける。

ある日、子供が学校から帰ると、爆撃で壊れた家の中で彼女は死んでいた。

子供は大きくなり、戦場に出る。
彼はもっと沢山の文字を覚えたかったと思いながら、敵に撃たれて死ぬ。

腐っていく死体を見に来た少女に彼は語りかける。
「一体どれだけの文字を覚えたら、貰うだけの生活から抜けられるの?母さん」
少女は答える。
「判らない。でも、次も人間に生まれるために、1つでも多くの文字を憶えましょう」
「うん、母さん」

なんか読後にやりきれない気持ちが残ってしょうがない。


668 名前:本当にあった怖い名無し :2009/09/27(日) 20:01:54
>>667
西原理恵子の『うつくしいのはら』だね。

 

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