四丁目の夕日(山野一)
タイトルも覚えてないけど、作者は「三丁目の夕日」の人だったと思う。
貧しい印刷工場の息子である主人公は、まじめな性格で優秀な成績を修め
一流大学への進学に向け日々前向きに努力を続けていた。
決して豊かな暮らしではないも ...
ヨセフ(ひさうちみちお)
ヨセフというのは勿論マリアの配偶者でイエス・キリストの育ての親。
結婚前に婚約者マリアが妊娠したので怒るヨセフ。
ところがマリアは「神様のなさったことを否定するのか!」と逆ギレ。
不貞をなしたんだろう、と疑い ...
夢やしきへようこそ(さちみりほ)
時代は明治。
主人公は十歳ぐらいの少年で、気のいい妖怪たちと旅をしている。
ある海辺で、あこや、という美少女と知り合う。
彼女は両親をなくし祖母と二人暮し。
祖母は寝たきりで村人たちからは敬遠されていて付き合いは ...
山鬼ごんごろ(日野日出志)
主人公は山に住む心優しい鬼。
彼は、山に遊びに来た領主の娘に恋をした。
彼女は美しいが、盲目だった。
娘も鬼の心の優しさに惹かれ、結婚の約束を交わす仲になった。
しかし娘は目を治すために一時的に京へ行くことに。
そ ...
ゆがみ(ももち麗子)
主人公の入学する事になった中学校は数年前までかなり荒れており、
校内暴力も日常茶飯事だ ...
ヨナの百夜一夜物語(吉田秋生)
舞台は近未来っぽい日本。
戦争はもちろん、殺人事件も全くなくなった平和な世界だった。
そんな日本に住んでいる3人の男(A、B、C)がいた。
ある日、Aが不眠症になってしまう。
病院に行ってみるが、医者は「原因がわからない」と言う。 ...
夜の口笛(JET)
「綺譚倶楽部」から「夜の口笛」。
大正時代を舞台に、新聞「綺譚倶楽部」の編集部を中心に
怪奇な事件が起きていくシリーズ。
ある出版社に、読者の投稿原稿が持ち込まれる。青年文士による怪奇小説で、
むかし聞いた言い伝えが現実となって ...
妖精たちの箱船(柴田昌弘)
外宇宙を長く航海している航行船が、異星の漂流船と遭遇した。
救出されたのは、20人の少女たち。ただし手のひらサイズ。
漂流船の規模と科学力からして、船の主人は彼女たちではなく別にいたはず。
だがその姿は忽然と消え失せていた。主人公の航行船 ...
読み切り版ARCANA(小手川ゆあ)
上京してきたばかりの大学生(男)の部屋に、
ある日隣の家の女の子が部屋に泊めて欲しいと訊ねてくる。
女の子は血まみれ。「彼が見ていて眠れない」とまで言ってくる。
なんじゃそらと大学生がその子の部屋に行くと、中には血まみれでグチャグチャの男が ...
幽霊(わたなべまさこ)
ヘタレ夫が主人公の話。ちょっとウロなんだけど。
主人公は、そこそこ中年のサラリーマン。子どもはなく、
おとなしい妻と二人暮らし。なに不自由はないが、刺激もない生活。
その彼が、ふとした事で明るい華やかな雰囲気の女性と知り合う。 ...