世にも不幸なできごと(レモニー・スニケット)
「世にも不幸なできごと」という児童書が後味悪い
この本のシリーズは、最初から最後まで不幸の連続。
ヴァイオレット(長女)、クラウス(長男)、サニー(次女)の三人きょうだいが主役で、
話は三人の両親が死んでしまったところから始まる。 ...
人殺しの女の子の話(西岡兄妹)
「人殺しをした女の子の話」
始まりの一文は
「ひとりの女の子が人殺しをしたいと思いました。理由はありませんでした。」
そして特に恨みはないけど、とりあえず母親を刺殺。
お父さんにバレたら叱られる、と思って父親も ...
よぶこどり(浜田廣介)
やはり童話なんだけど(もしかしたら同じ作者かも)
ある日、りすが畑で1つの卵を拾う。
リスは毎日その卵を温めてそのうちひなが孵る。
独りだったリスは嬉しくて、ひなが可愛くて仕方なくて、大切に大切に育て ...
鼠と腸詰との話(グリム童話)
ネズミと腸詰めが結婚して仲良く暮らしていた。
腸詰めはごはんを作るとき、自ら鍋の中に入って脂のうまみを出して味付けした。
ある日ネズミもそれを真似したんだが、当然焼け死んでしまった。
そうとは知らず帰宅した腸詰め。ごはんができていたから先に食べ始めた。 ...
猫たちの裁判
(タイトルは失念)
ある夜、主人公の男の子は夜中に起こされて、突然ネコの法廷に連れて行かれる。
男の子は、自分の飼い猫をすごく可愛がってるつもりだったんだけど、
他の猫たちの証言で、酷くいじめてたって事が立証されてしまう。 ...
クレヨンは盗んだんじゃねぇ
主人公の女の子は、周りの友達皆が持っているクレヨンがほしい。
だけど家は貧しくて、毎日大変そうに働いている母に、とてもクレヨンが欲しいとは言えない。
そんな思いを抱きつつ、誕生日を迎えた女の子に、母が新し ...
佐渡情話
佐渡島といえばたらい船が有名なんだけど、有名な割に後味が悪い。
新潟と佐渡は晴れてる日は島が見えるくらい近い。(流石に輪郭しか見えないけど)
昔昔、佐渡に住む若く可愛らしい娘が柏崎(大潟町とも聞く)に済む若者に恋をする。
しか ...
放蕩息子のたとえ話(新約聖書ルカの福音書15章)
有名な放蕩息子なんだけど・・・。
ある金持ちには息子が二人いた。
ある日弟は、父親に向かって将来もらうはずの遺産を今ほしい、と申し出、
その金持ちの半分の財産を分け与えられた。
弟は放蕩の旅にでて散財し、すっからかんになった状態で家に帰 ...
マルタとマリア(新約聖書)
(キリスト教の人いたらごめんね)
イエスキリストが説法をするために場所を借りた家には来客がいっぱい。
その家の姉妹のうちの姉は、来客の食事の世話などの応対に負われてんてこ舞いだったが、
妹は手伝いもせず、一人のんきにイエスキリストの説法に ...
二十四孝
後世の模範とした物)から抜き出して紹介。
「田眞兄弟」
田眞(でんしん)、田廣(でんこう)、田慶(でんけい)の三兄弟は、
親亡き後財産を三等分したが、庭に大きく繁り花を咲かせた木があった。 ...