黄泉の湯(ふゆきたかし)
あるところに滅法腕のいい猟師がいた。
必ず一発で獣を仕留めるので毛皮に傷が付かず、大層高値で売れた。
彼が山で獲物を探していると美しい鹿を見つける。
すかさず狙いをつけたが、初めて仕留め損なった。
鹿を追って山をさすらううちに迷子に ...
銀河鉄道の夜(宮沢賢治)
うろ覚えだけど書いてみる。
少年とその親友が、夜に一緒に居ると自分達の目の前に銀河鉄道という夢の世界に
連れて行ってくれる電車が現れる。
二人はその電車に乗って色々な星を回って危険と楽しさに満ちた冒険をする。
そこは夢の世界みたいな ...
大きなかに(小川未明)
おじいさんが海岸の村に出かけたまま夜になっても帰らない。
家族たちは「泊まってくるのだろう」と思い別に心配もしないのだが、
太郎(孫)だけは「きつねにつれられていってしまったのでは」と心配し、起きて待っている。
しか ...
ゲド戦記
1巻では魔法使いになれるのは男だけで、女は能力があってもわずかにまじないができるだけの存在。
それも「邪(よこしま)なるもの、女の魔法のごとし」と見下されている。
ところが徐々に男はおろかで権威にすがりつくばかりで、
本質を ...
わたしのいもうと (松谷みよこ)
引っ越し先の小学校で言葉の違いや跳び箱が跳べないなど些細なことをきっかけにいじめに遭ったいもうと。
登校拒否になり、母や姉(わたし)が話しかけても振り向きもせず、ごはんもろくに食べなくなってしまう。
いじめていた同級生はいもうとのこと ...
しばてん(田島征三)
流し読みだったのでうろ覚えだけど…
ある村に捨て子がいた。
村人に拾われ元気な少年に育つが、何故か馬は苦手らしく
見ると震え上がって逃げ出す程だった。
少年は相撲がとても強く大人相手にも負け知らず。
最初 ...
まさ夢いちじく(クリス・ヴァン・オールズバーグ)
「まさゆめいちじく」ってタイトルだったかな。文才無いけど内容書いてみる。
主人公の歯医者のところにある朝歯が痛いという老婆がやってくる。
主人公が老婆に痛み止めを処方してやると老婆は物凄く喜んだ。
しかし、老婆はお金を ...
野の馬(今江祥智)
十年くらい前なんだが、中学の国語の教科書に載ってた小説の話。
題名を忘れてしまったんだが・・・
主人公の少年が父親に怒られるようなことをしてしまって、
「そこで反省するように」と蔵に入れられて閉じ込められてしまった。
農夫と犬
農夫が赤ん坊と番犬と暮らしていた。
ある日、農夫が畑から帰ると、赤ん坊の揺りかごが引っ繰り返り、辺りに血が飛び散っていた。
番犬が赤ん坊を殺したと思い込んだ農夫は、犬を殺してしまう。
ところがその直後、揺 ...
電話がなっている(川島誠)
主人公の男子高校生が大学受験に受かった夜の話。好きだった同級生の女の子の回想を混ぜながら話が進んでいく。
女の子は美人で優等生。しかし体育の先生と体の関係を持ってしまう。その描写も鬱になるカンジ。
受験前に女の子は交通事故にあってし ...