毒を売る女(島田荘司)
「うちの主人が入院してる、梅毒とか言う病気らしい」
って相談されるんだ。主婦友はお嬢育ちで「梅毒」知らなかったんだよね。
あとで主人公夫の医者から病気の説明されて
その病気と自分にもほぼ感染してると思われることに驚愕する主婦友。 ...
沈黙の町(レイ・ブラッドベリ)
人類が滅びて、主人公の男は孤独にさいなまれて何とか他に生き残りがいないか探す日々。
ある時電話が鳴って、出てみると女の声。胸を高鳴らせる男。
会いたくて女を探す。ついに探し当てるが、一言でいうとブスだった。
喜んでる女を残して逃げ出す男。 ...
毒虫VS.溝鼠(新堂冬樹)
主人公とその仲間の変態が、銀行員の顔をメスで切り刻み
唇を削ぎ落とし、指で引っ張った瞼を切り取って、眼球と歯茎を剥き出しにして
主人公「これで瞬きもできねえなw」
変態「あんたそのプチ骸骨顔良く似合うよ 特殊メ ...
手首の問題(赤川次郎)
主人公はOL 最近下着泥棒に困っている。
ある時、今まさに下着を盗まんとする泥棒の手を窓から目撃する。
ここから外に出ていってもすぐに逃げてしまうだろうし、
今から出社しなければいけないのでもみあう時間もない。
そういえば友人から ...
通りすぎた奴(眉村卓)
時は近未来で、都会には高層ビルが建ちまくり、人々は仕事と生活に追われる日々。
主人公は、確かビルの中でも、一番巨大な建物の会社で働くサラリーマン。
ある日、エレベーターが部分的に使えないか何かで、
普段使わない階段に向かった主人公は、黙々と階段を上る ...
大佐の災難(デイヴィッド イーリイ)
退役し、ある田舎で牧場をやっている大佐の家に、ある夜隣人が訪れた。
大佐の牧場の柵に穴が開いていて、そこから大佐の牛が隣人の牧場に入り込んだというのだ。
大佐は侘びを言い、気持ちのいい隣人付き合いの大切さを彼に説き始めた。
ツェねずみ(宮沢賢治)
主人公のツェねずみは性格が悪く、屋根裏で同居しているほうきや時計に喧嘩を売っては嫌われていた。
(粗暴なわけでなく、卑屈で底意地が悪い。常に敬語なので一見礼儀正しいが非常に被害者意識が強い)
ある日、ツェねずみは人間のしかけた罠にひっかかる。
泣きな ...
慟哭(貫井徳郎)
娘を失い心に穴が空いた松本は、宗教に救いを求めるあまり
娘を取り戻すための悪魔的な儀式に手を染めていく。
儀式とは自分の娘と条件の近い生贄を差し出すこと。
松本は無能な警察を挑発しながら次々と生贄を捧げ(=幼女連続殺人) ...
冷たい森の白い家(乙一)
彼は幼い頃から馬小屋に住まわされ、食事もろくに与えられず育った。
ある時馬に顔を蹴られ、鼻がもげた。
血まみれの鼻をどうにかしてくっつけようとするが、無駄だった。
屋敷の人々は彼を化け物扱いし益々彼を避けた。369 名前:本当にあった ...
ディスカスの記憶(大崎善生)
細かいところはうろ覚えなのですがご容赦を。
東京に住む主人公(早川)に、見知らぬ女性から謎めいた電話がかかってくる。
どこで名前と電話番号を知ったのか?という問いに、警察から聞いた、という。
数年前のある時 ...