名もなき毒(宮部みゆき)
本筋の事件の顛末も後味悪いんだけど登場する基地害嘘吐き女が
実の家族にしたいやがらせが想像超えてた。
女に対する虐待などは全く無い。
寧ろ自分の実力以上の事をできると吹聴して引っ込みが付かなくなり
挙句に逆切れする基地害女をずっと見捨てず ...
南京の基督(芥川龍之介)
舞台は中国。
主人公の金花は15歳。幼い頃洗礼を受け、キリスト教徒となった。
父を養うため、娼婦として生活している。
少女は気だてが良く、神を信じる故に純粋だった。
ある日、少女は身体の異変に気付く。
どうやら梅毒に掛かってしま ...
ナポレオン狂(阿刀田高)
主人公の知人にナポレオンに関する熱狂的なコレクターがおり、
ちょっとでもナポレオンに関わる物は金に糸目をつけずに買い漁る、まさに「ナポレオン狂」。
そしてナポレオン狂が最近手に入れたと言う凄い物を見せてもらった。
それはあの有名な帽子。
二廃人(江戸川乱歩)
大学時代、主人公は同じアパートに住む友人に夜中歩き回っているところを目撃される。
主人公は小さい頃夢遊病だったので、それが再発したのではないかと心配になる。
友人にもそのことを相談した。
それからも深夜徘徊は続き、盗みまでするようになる ...
脳髄工場 (小林泰三)
犯罪抑止のために開発された「人工脳髄」。
健全な脳内環境を整えられることが証明され、いつしかそれは一般市民にも普及していった。
両親、友達、周囲が「人工脳髄」を装着していく中で自由意志にこだわり、装着を拒んできた少年。
そんな、少年がある日、同級生(人口脳髄装着者)か ...
2001年宇宙の足袋(森奈津子)
主人公は生粋のビアンで、同僚に熱い恋心を抱いていた しかし同僚には彼氏がいる
ある時凶悪な宇宙人が地球に到来する。捕らわれる主人公と同僚
宇宙人は腐っており「地球人の百合プレイを見たい」と言い、見せないと地球を滅亡させると脅す
しかも地球のあらゆる電波を ...
乗越駅の刑罰(筒井康隆)
一番生理的に受け付けなかったのは、青年?オッサン?が久しぶりに実家に帰る短編。
駅員に理由もなく怒られて村人や親にも意味もなく嘲笑されて、
殴られてぼこぼこにされて最後は猫を煮込んだスープ?を食わされる。
全編弾けていて胸がムカ ...
七瀬三部作(筒井康隆)
トラウマとはちょっと違うので、こっちのスレで。
1作目「家族八景」
主人公のテレパス・火田七瀬が、色々な家庭に入ってそこの家族の心を読み、
人間の汚い面をいっぱい見る。
で、自分の能力を明かすことができずに ...
名も無き毒(宮部みゆき)
兄の結婚式をスピーチでぶち壊した妹の話も後味ワル。
昔から自分の都合のいいようにうまく嘘をつく妹。
結婚式のスピーチで楽しくスピーチを終えたかと思った後、押し黙り、
「…実は、お兄ちゃんにはずっといやらしいことをされていまし ...
野ブタ。をプロデュース(白岩玄)
主人公はイケメンで頭もよく周る少年。
男女両方に人気があり、美人の彼女と大勢の友人たちに常に囲まれている。
だが内心では友人たちを見下しているところがあり、
賢くてイケメンな自分は友人たちの中で一番ランクが上だと思っていた。
そんでもって友人 ...