謎のカード(C.モフェット)
男が海外にいった時(?)、現地で仲良くなった女性から別れ際にメモを渡される。
現地の言葉で書かれていたため男には読めずホテルや店の従業員に聞くと、
メモを読んだ従業員は顔色を変え、内容は教えずただ出ていけと言う。509 名前:本当に ...
ニッポン樫鳥の謎(エラリー・クイーン)
ニューヨークで起きた不可解な密室殺人をクイーン警視の息子、エラリーが解決する。
被害者は実は明らかな自殺だったが諸々の事情で偶然、殺人事件の様相を呈していた。
事件解決の後エラリーは自殺者の婚約者ジョンを家へ招き、さらに自らの推理を語る。
23分間の奇跡(ジェームズ・クラベル)
先生の前で国旗に忠誠を誓う子供たち。
「ちゅうせいってなに?」「いみもないことばを使うのはよくないわ」。
クラスのみんなは先生の言うことにうなずいてキャンディーをもらっている。
「ボク」は逆らった。
忠誠の意 ...
夏の葬列(山川方夫)
ある寂れた田舎町に、一人の男が訪れた。
実はここはかつて彼が住んでいた土地、しかし忌まわしい記憶のある土地だった。
当時はまだ第二次世界大戦中だった。
生活は大変であったが、彼にはとても仲の良い年上の少女がいて、
毎日の様に ...
夏と花火と私の死体(乙一)
本屋でミステリ作家の場所に置かれてるのが、なんかむかつく。
この作者5W1HのWHY、っつうか動機とか全然書けないし。
デビュー作のジャンプ原作大賞からしてそうなのに、
ミステリー短編の傑作とか言われてて、読んで「何これ」と思った ...
ノートル=ダム・ド・パリ(ヴィクトル・ユゴー)
主人公のせむし男はその醜い容貌の為に赤ん坊の時に親から捨てられ、教会で育てられた。
優しい働き者なのだが町へいけば石を投げられるので、教会で鐘付きをするだけの日々を送っていた。
孤児に慈愛を与えるシスターも彼には微笑み一つ浮かべてくれない。 ...
ねじれた記憶(高橋克彦)
男は三十年ぶりに、忌まわしい宿を訪ねた。
幼少時、父に逃げられた母はこの宿で女中として
住み込み、彼を養ってくれていた。
宿帳に名を記すと、番頭がいやらしい笑みを浮かべる。
「お客さん、こんなところでお仕事ですか?それと ...
似たもの夫婦(阿刀田高)
主人公は幼い兄弟。
兄はしけたビスケットをみつける、中には5枚。
弟と2枚ずつ分け、残り1枚は半分にする。
少しは、おなかの足しにはなるだろう。
時計は夜の11時を回っている、両親は帰ってこない。
冷蔵庫のものはあらかた食べた。
もう、 ...
ナポレオン狂(阿刀田高)
主人公の得意先に、金持ちも老人がいる。
その老人はナポレオンのコレクターで、真贋関係なく
金にものをいわせナポレオン関係の収集をしている。
老人宅に行くたびに、私設のナポレオン博物館につれていかれ
主人公は収集品をみせられうんざりして ...
七回死んだ男(西澤保彦)
主人公はタイムスリップ能力を持つ高校生。
しかし能力のコントロールは出来ない。それはある日いきなり始まる。
タイムスリップが始まると主人公は同じ1日を7回繰り返す。
回数を増やす事は出来ないし止めるのも不可能だ。
お正月、親族一同が集まった席でタイム ...