幻色江戸ごよみ/第二話「紅の玉」(宮部みゆき)
佐吉は腕のいい飾り職人(かんざしとかを作る職人)だが、
結婚した年に施行された『ぜいたく禁止令』のため、仕事を失っていた。
しかも、恋女房は心臓を悪くしてしまい、ほとんど寝たきりになってしまう。
お金さえあれば、恋女 ...
ズッコケ文化祭事件(那須正幹)
三人組のクラスは文化祭で劇をする事になった。
台本を誰が書くかでもめるのだが、
ハチベエは近所にプロの児童文学作家が住んでいる事を思い出し
その人に頼んで書いてもらうことにする。
快く引き受けてくれた作家だが、プロとは名ばかりで ...
ズッコケ結婚相談所(那須正幹)
三人組の一人・モーちゃんのバツイチ母に銀行重役との再婚話が持ち上がる。
モーちゃんの姉は再婚に反対はしなかったが、モーちゃん本人は浮かない顔。
モーちゃんに相談を受けた主人公・ハチベエと友達のハカセは三人で重役に会うが、
やれるもんならやってみな、ざまーみろ!
主人公は平凡な会社OL。
ある時若い可愛い女が入社してくる。
しかしコネ丸出しの入社で、仕事が全然出来ない。
そればかりか、若い男から上司まで殆どの男を性的に咥え込み、
職場でやりたい放題。
彼氏取られた女子社員やらから不満があがり ...
女か虎か(F・R・ストックトン)
昔々、王女と奴隷が愛し合い、王は奴隷を闘技場に送る。
闘技場には扉が二つあり、一方には王女より美しい女奴隷、もう一方には人食い虎がいる。
王は、女奴隷の扉を選べば二人を結婚させて罪を許すと宣言する。
王女はどちらが虎かを知っている。
奴隷は王女に目で問 ...
朝の少女(マイケル・ドリス)
マイケル・ドリス?作、灰谷健次郎訳の短編小説「朝の少女」
主人公は、文明が発達していない海辺の地で平和に暮らしている
「朝の少女」と呼ばれている、朝と太陽が好きな、誰より早起きの多感な少女と、
後に「星の子」と呼ばれることになる、夜と星の ...
人間に怪我をさせた犬とは暮らせない
主人公は幼い兄弟。
家に作業所があり、複数の職人が通う?ような家の子どもで、人が出入りしている。
その通いの職人の一人は、娘(主人公と同じぐらいの幼児)を連れて、仕事中は適当に庭で遊ばせている。
二壜の調味料(ロード・ダンセイニ)
若いメイドが一人、行方不明になった。
メイドの主人は、毎日敷地内の木を切り倒して薪割りに勤しんでいる。
近くの商店では肉料理用のソースと野菜ばかりを買う。
そのソースは野菜料理に使うと、ひどい味になる。
「なぜ薪割 ...
預言者エリシャ(旧約聖書)
かなりうろ覚えですまん。
聖職者(名前忘れた)が夕方、丘の上にある教会に至る坂を歩いていた時、
子供たちが聖職者の頭髪を嘲り「禿げ頭よ昇れ、昇れ」と囃し立てた。
聖職者は怒り、父と子と精霊の名に於いて彼等を呪った。
する ...
魔女のくれた金(ジョン・コリア)
ど田舎に芸術家が移住し、住居代金を小切手で払う。
小切手を知らない村人に、署名と額面と銀行の関係を呆れながら教える。
で、手数料のことはうっかり言い忘れる。
銀行で手数料を請求されたが村人は理解できず、額面から引いた金額をしぶしぶ受け取 ...