屋根裏部屋の花たち(V.C. アンドリュース)
主人公の少女は、両親・兄・双生児の弟妹と共にごく普通に暮らしていた。
容姿が良く運動が好きな少女はバレリーナを目指し、シャイだが賢い兄は医者を目指していた。
だがある日、父が突然の事故で帰らぬ人となった。
舞台は現代より何十年も前のアメリカで、保険とかが ...
31年ぶりにムショを出た―私と過ごした1000人の殺人者たち(金原龍一)
刑務所内での様子や囚人たちとの思い出を書いた本を読んだら
あの女子高生コンクリート事件の主犯のことも出てきたが、
その内容が予想どうりと言うか後味悪かった。
著者はコンクリ事件当時はすでに刑務所内だったので内容は新聞 ...
座ると怪我してしまう椅子
話は主人公の少年(小学校5、6年)が父の郷里に引っ越し・転校するところから始まる。
転校先は父の母校でもあり、主人公もすんなり周りと打ち解けた。
しかし新生活に期待を膨らませる主人公を不安にさせる事が二つあって
一つはこの学校に伝わる怪談 ...
早く弟熊に会いたい!
小熊の兄弟の話で、あることがきっかけで弟&母とはぐれてしまう兄熊。
いろんな動物にあって弟知りませんか?と声をかけて
手がかりを貰いつつ、弟を探す。探してる最中に弟熊との回想シーンなんかも出てきて
早く弟熊に会いたい!と泣く兄熊。 ...
週に一度のお食事を(新井素子)
古い、少女向け短編小説「月に一度のお食事を(題名ウロおぼえ)」
いつからか吸血鬼が出現して、吸血され吸血鬼化するという事件が頻発している日本
主人公の女子大生も吸血され、吸血鬼になってしまうが、
吸血鬼といっ ...
最後の言い訳(曽根圭介)
ガイシュツだったらすみません。かなり長いので幾つかに分けて投下します。
舞台は日本。気が弱い上にでっぷりと太っている主人公は、
小学校のクラスメイト達に馬鹿にされ、ことあるごとに苛められていた。
彼を対等な存在として認めてくれていたのは勝ち気 ...
アイのメモリー(乙一)
人語を喋る烏が、両目が無い少女と出会う
盲目の少女は、喋る烏を人間だと誤解する
烏は通行人を襲って眼球を奪い、それを少女にプレゼントする
烏から渡された物体が人間の眼球だと知らない少女は、烏に促されるままにそれを自分の眼孔に入れる ...
人とワニ(アマドゥー・ハンパテ・バ)
ウサギが裁判官の役目を果たすものとしては、西アフリカの民話がある。
草原でワニが火に取り囲まれ、困っていた。通りかかった人間が、
ワニを助けて袋に入れて背に担ぎ、湖まで運んでやる。 ...
憧れの先生
話の舞台は昭和初期か戦後すぐあたりではないかと。
花子は新しく担任になった若くてきれいで優しい先生が大好きだった
他の子たちも先生が大好きで、休み時間は生徒たちにいつも囲まれていた
花子もあこがれの先生に話しかけたいと思っていたが、 ...
疲れた子(キャサリン・マンスフィールド)
貧困家庭に生まれた軽い池沼っぽい子供(捨て子だったかも)が、
物心ついたころから農家で働いていて主に子守をしてる。
子供を雇ってる農家も裕福ではなくて、一日中子供を働かせて食事も満足に与えられない。 ...