ききたがり(TONO)
うろ覚え。台詞はねつ造も入っていると思う。けどだいたいこんな感じ。
主人公は高学年ぐらい。幼稚園ぐらいの弟がいた。
幼い弟はいつも質問をしてくる。
「なんで空は青いの?」
「なんで鳥は空を飛ぶの?」
鬱陶しいことこの上ない。 ...
怖い目(田中啓文)
短編小説『怖い目』
主人公(女性)の恋人の民俗学者(男)は、ある時から目を患ってしまう
民俗学者としての将来を悲観した恋人は荒れ、やがて完全に失明してしまう
いくつもの病院をめぐったが「もう治らない」と言われ、神頼みとしていくつも ...
指南書(落語)
ある行商人の男は、遊郭から身請けした女を妻にする。
女は、愛情の証として小指をつめており、その美しさもあってか
村中の噂の的となってしまうが、男は変わらず妻に愛情を注いでいた。
しばらくして、男は行商の旅に出ることとなり、
妻は一人留 ...
人間の皮(曽野綾子)
田中何某は29の時、結婚したばかりの妻(A)を置いて熱帯の島国に単身赴任した。
しかしその僅か半年後、彼は赴任先で、会社が倒産したことを知らされる。
会社は現地法人に多額の債務を残したままだった。無論、返すアテなどあろうはずもない。
この無頼な ...
古墳の話(車谷長吉)
『古墳の話』
古墳好きの主人公。ある時、内部探索中に同じく古墳好きの少女と出会い、親しくなる。
二人は暗がりの中、お互いの顔を懐中電灯で照らしながら、密やかに会話する。
考古学者になりたいと語る少女に対し、主人公は検事になって悪人をやっつけたいと答えた。 ...
忌中(車谷長吉)
『忌中』
主人公とその妻は、地方銀行で知り合った。
漢字の書き取りが苦手な妻が、主人公に『憂鬱』の字の書き方を尋ねたのがきっかけだ。
やがて結婚した二人は、子は無いながらも幸せな歳月を送るが、老齢に差し掛かった頃に
妻が脳障害を煩い半身不随となる。 ...
エンディミオンの覚醒(ダン・シモンズ)
シモンズの超大作『ハイペリオン』シリーズは、全4部作。
『ハイペリン』『ハイペリオンの没落』『エンディオン』『エンディミオンの覚醒』。
前2部は異星人の侵略に立ち向かう7人の男女のエピソードを順に綴った群雄伝的なもので、 ...
SEVEN ROOMS(乙一)
ある日突然姉弟が四角い部屋に閉じ込められた。
部屋には金属製のドアがあるが外から鍵がかかっており中からは開けられない。
下に隙間がありそこから食料と水が差し入れられる。
部屋の奥には排水溝があり隣の部屋に行けるようだ。
姉は体の小 ...
夏と花火と私の死体(乙一)
死んだ少女の死体を隠そうとする兄妹の姿を、その少女の死体が語り続けるって話なんだが
田舎の村に美少年の兄とその妹がいて、語り部の少女はその妹と同い年で友達だった
最近少年が次々と行方不明になる事件 ...
プリズム(貫井徳郎)
最初と途中をチラホラと最後の部分しか読んでないけど知ってる限りで書く
一人の女性小学校教師が自宅で絞殺された
被害者の生徒だった子供たち4人が、犯人を見つけ出そうとする
子供たちは独自に得た情報から犯人を推測し、やがて ...