ΑΩ(アルファ・オメガ)―超空想科学怪奇譚(小林泰三)
長い話なんで、かなりはしょる。
太陽系のとある域にプラズマ生命体の一族がいた。
彼らは実体を持たないエネルギー生命体で、データの固まりで
精神を構築してる。その一族が「影」という存在に脅かされ始めたので、
「ガ」という1個体に「影」の殲滅を託す。 ...
酔歩する男(小林泰三)
Bに対してAは覚えが無いがBに自分の秘密をずばずばと言い当てられたため、話を聞くことに。
B曰く、A(以下a)とBは大学で親友だったらしいがお互いにCという女性に惚れた為に諍いになってしまった。
Cはそれを辛く思ったのか分からないが電車に飛び込み自殺して ...
玩具修理者(小林泰三)
ある喫茶店で向かい合っていた男女。
男の方がふと気になった事を女に質問する。
「何で昼間の間はサングラスをかけているんだい?」
その質問に対して女は答える代わりに突然昔話を始めた。
彼女が子供の頃、小学生だった彼女はすでに両親の愛情も小さな弟に取られており、 ...
手首ラーメン
そこのラーメンはまずかったが、深夜まで営業している飲食店の少ない田舎だったので、それなりに客は入っていた。
そのラーメン屋のラーメンが、ある日からいきなり美味しくなった。
元々客は多かったので、すぐに評判になり、更に多くの客が入るようになった。 ...
おめえだよ(ミドリカワ書房)
ミドリカワ書房「おめえだよ」
殺すつもりなんかまったくありませんでした
結婚して二年半仲良くやってきました
あいつの連れ子だった大輔は明るい子で僕にすぐ懐いてくれました
前の父親が馬鹿野郎だったようでキックパンチなんか当たり前だった ...
みんなの願い(八塚顔高)
ある日地球に神様がやってきて、願い事を一つ、
それも「一番多く願われた事」を叶えてくれると言った。
そこで世界中の人々は争うのを止めて、一致団結して皆で「世界平和」を願おうということになった。
そうしてい ...
Calling You(乙一)
友達が一人もいない孤独な少女の主人公が、頭の中で自分の理想の携帯電話を想像していたら、
その携帯に数時間ほど過去の時間から電話がかかってくるのよ
電話をかけてきたのは主人公と同じように孤独な少年で、少年も同じ ...
夜の声(皆川博子)
一度しか読んでないのでかなりうろ覚え。長文です。
主人公は50代の女性。夜、主人公は本を読んでいた。
現代の拷問についての本で、そこには殴られ、水責めにされ、電流を流された人々の話が綴られている。
すると電話がかか ...
鳥のはばたき(TONO)
長くなったんで分割します。
主人公は女子高生。
ある朝、主人公の姉(社会人)が毎晩鳥のはばたく音が聞こえると言った。
それは姉にだけ聞こえるらしく主人公は聞いたことが無かった。
学校では友人がそれは幸せの青い鳥だという。
姉はもうすぐ大好 ...
ROLLING DOWN(谷山浩子)
谷山さんは「まっくら森の歌」の人で、いろいろ怖い歌やカオスな歌も多いけど、
ラストの衝撃という意味ではこれが一番インパクトがあったかも。
ハートフルな癒し系の歌などいろんなジャンルがある人なので、
これも最初そっち系統 ...