宅間守元死刑囚
話し手は獄中の宅間を取材していたジャーナリスト
実は、宅間は死刑執行前に獄中結婚していたという
しかも、宅間との結婚を望んだ女性が二人もいた
一人は「(やったことは悪いが)私には宅間の気持ちが分かる、
私も一歩間違って ...
弁護士のエッセイ
氏は昔(エッセイの執筆時点で十数年前)、国選弁護人としてある殺人事件を扱った。
わずか数千円の金を奪うために女性を絞殺した事件だった。
どうしてそんな少額のために人を殺したのか、何度もいろいろな角度から尋ねたが
当の本人が頭を抱えて「よくわからない。 ...
Threads
1980年代のイギリスで、人々は普段と変わらぬ平和な日々を送っていた
若いカップルはできちゃった婚、両親は子の軽率さに頭を痛め、初夏のパブは今日も混雑している
ニュースは中東を巡る米ソの関係悪化を報じているが、人々は毎度のことだと気に留めていない ...
特命リサーチ200X
無人だと思ったビルの管理者?に鍵をかけられ、駐車場に閉じ込められてしまった女子社員が
シャッターのボタンか外部との連絡のボタンだと思って、消火システムのボタンを押してしまい、
ほぼ密閉された空間に二酸化炭素吹き出し、女子社員気絶。
火事だと ...
ホスピタル・クラウン
Q:「ホスピタルクラウンに向いているのは、どういった人ですか?」
A:「冷徹な程に物事を割り切れる性格の人です。
たとえばある病院の小児科へ出張に行って、笑顔で見てくれていた
ある子どもが、翌週訪れてみる ...
おれは非情勤(東野圭吾)
小説を執筆する時間を確保する為に、非常勤講師として働く主人公
あるゴールデンウィーク明けの小学校に、
夏休みに入るまでの期間の契約で講師を務めることになる
勤務初日、校長から
「担当をしていた先生がゴールデンウィーク中に亡くなった為、 ...
世界まる見え!テレビ特捜部
その清掃業者は通常の業者と違って、
『警察の現場検証終了後の部屋の清掃』を専門に行っていた
今はどうなのか不明だが、あの手の清掃って
警察が行わずに遺族とかが行わなければならない
遺族側からしたら、家族が死んだ血まみれの部屋を ...
猿島(福澤徹三)
わたしは妻と小学3年の息子健太と海外旅行に南国のS島にやって来た。
S島は観光地としてはあまり有名ではないが、
物価が安く治安の良い「美と健康の島」と言われ
最近知る人ぞ知る人気の場所だという。
広告代理店に勤めていたわたしが古い友人のつてで
絵画修復家キアラ/第6話「聖痕の画家」(たまいまきこ)
1エピソード「聖痕(スティグマ)の画家」。
中世イタリア。
主人公は、チビデブ娘だが天才的な画家・修復師。
ある地方の教会で血を流すキリストの磔刑図が話題となり、
聖蹟の審問員として絵画専門家の主人公も
同行することになった。
...
ざしきわらし(まつざきあけみ)
吹雪の夜、二人の男が山越えの途中で道に迷い、
わずか9戸の寂れた集落に辿り着いた。
午前3時だというのになぜか全戸に明かりがついている。
二人は集落で一番立派な屋敷に一晩の宿を求めた。
屋敷は上品な老爺と孫の幼い少年の二人暮らし。
全戸が遅くまで ...