地球最後の男

516 名前:本当にあった怖い名無し :2011/08/23(火) 04:59:53.57
思い出した小説『地球最後の男』うろ覚え

吸血鬼になるウイルスが地球上に蔓延し、感染した人間は冷血に人間を食い物にする怪物に変貌した
感染を免れた主人公は一人孤独に耐えながら吸血鬼達と戦っていた
主人公は、吸血鬼が日光に弱いという弱点を突き、昼間に吸血鬼の寝込みを襲って殺していく

ある時、主人公は出会った女を自宅に連れ帰るのだが、
女は吸血鬼であり、何故か主人公に逃げるよう忠告して去って行く

その後、主人公は吸血鬼の集団の襲撃を受けて捕まってしまう
主人公は、吸血鬼達の主人公を見る目に恐怖が宿っていることに気が付く
主人公を捕らえた吸血鬼達は、ウイルスに感染しながらも人間としての自我を保有した「新人類」だった
主人公にとって吸血鬼は「闇に紛れて襲って来る怪物」だったが、
吸血鬼になった新人類からして見れば主人公は「光に紛れて襲って来る怪物」でしかなかったのである

主人公は吸血鬼達に処刑されることになるが、吸血鬼の女は自殺用の毒薬を密かに主人公に渡す


523 名前:本当にあった怖い名無し :2011/08/23(火) 13:08:14.46
>>516
>>516
ウィル・スミス主演映画のアイ・アム・レジェンドと似ているね。
超有名映画なので今更粗筋でもないけど、一応
2012年、崩壊し誰も居ないニューヨークに愛犬サムを連れた男性Aが
ただ一人生き残っていた。
Aは生物学者兼米軍軍人だったが、2003年に某科学者が発明した
「癌の特効薬」から突然変異で殺人ウィルスが発生し
致死率98%でありしかも空気感染だったので
瞬く間に発生源のニューヨークから全世界に広まってしまった。

しかもそのウィルスは、運よく罹患して命を取り留めた残り2%の中でも
85%の人間には、全身が脱毛して紫外線に対する抵抗力を失い
人間としての理性も知識も失ったが、身体能力は正常な人間を遥かに凌ぐ
食人化け物のダークシーダーと呼ばれるものに変化してしまった。(人間のみならず動物たちも同じ)

Aには偶然ウイルス耐性があって発病しなかったが、妻子は避難の際に
事故で死亡、サムは死の直前に幼娘がAに託した忘れ形見であり
孤独で恐怖に満ちた毎日の唯一の慰めであった。

Aは3年間毎日、ラジオで生存者への呼びかけを続けていたが
呼びかけに応える生存者は現れず、Aは日中は食料を得るために狩りをし
また、太陽を嫌って物陰に潜んでいるダークシーダーを罠をしかけて捕獲し
ダークシーダー化した人類を元に戻す血清を求めて(ダークシーダー化した)ネズミや
捕まえたダークシーダーに生体実験を続けていた。

そんなある日、Aは18才前後と思われる少女のダークシーダーを捕えた時
建物の奥から男性ダークシーダーが飛び出して来た。(太陽に怯えて直ぐに隠れたが)
普通、絶対に太陽に下に出ない彼らが飛び出してきた事にAは少し疑問を持ったが
空腹で本能すら失くしかけてきているのだと解釈する。
続く


524 名前:523-2 :2011/08/23(火) 13:10:30.83
その少女のダークシーダーの腕にはタトゥーが入っていたが
Aは気にせず少女を隔離実験室に連れて行き、大量の麻酔で眠らせて実験開始。
(結果が判るまでは二日ほどかかる)

翌日、街に出たのAは街の様子が普段と違う事に気がつく。
毎日通っていたDVDレンタル店に置いておいたマネキンが外に出ていたりと
人為的な痕跡があり、、生存者の可能性に用心を忘れて行動してしまい
ダークシーダーを捕えるために設置しておいた罠が何故か移動していて
A自身がその罠に嵌ったところを、ダークシーダー化した犬の群れに襲われ
からくも逃れたものの、大切な愛犬サムは毒牙にかかって
感染→ダークシーダー化→この世界で唯一無二の仲間だったサムを自身で殺処分をする事に。

絶望のあまり、自暴自棄となったAは武器を持って車でダークシーダー達の
隠れ場所に突っ込み決着をつけようとしたが、多勢に無勢、肉体的能力の差に圧倒され
殺される寸前の時に、女性Bが車で飛び込んできてAを救うと走り出し
Aの隠れ家に無事到着する。

Bは幼い男の子との母子であり、ラジオの呼びかけを聞いてやってきたのだが
B親子の話では、北部の一部地域ではウィルスが届かず、生存者がコロニーを作って
自衛しているので自分達はそこに行く、Aも一緒に行こうと誘いに来たのだと言う。
混乱しつつも、自分は血清を作る義務があるのでこの場を離れるわけにはいかないと
断るAだが、そこへダークシーダーの集団がAの隠れ家を襲われる。
(逃亡時に、隠れ家までダークシーダーに付けられていた)

ダークシーダーを率いているのは、少女のダークシーダーを捕まえた時に
太陽の下に飛び出してきた男で、この男がリーダーらしいが、今までと違う統率された
ダークシーダー達の行動に戸惑うAだが何とか実験室までAとB親子は逃げて
強化ガラスの遮断ドアを閉める事で一時的にも安全に。
続く


526 名前:523-3 :2011/08/23(火) 13:15:58.85
その時、Aは寝かされている実験体の少女が人間化している事に気がつく。
実験は成功し、血清が完成していたのだった!
Aは強化ガラスに殺到しているダークシーダー達に向かって
「実験は成功した!君たちは人間に戻れるんだ!助かるんだ!」と叫ぶが
先頭に居る男(リーダー格)は何故か、人間化した少女を見ると余計怒り狂って
強化ガラスに激突して、とうとうガラスにひびが入り始める。

何故だ?何故治療薬が出来た事を喜ばないのか?と茫然とするAだが
ふとリーダー格の男の腕を見ると、少女と同じ場所に同じタトゥがあるのに
気が付いて衝撃を受ける。

ダークシーダー化した彼らは、この3年間の間で進化して
人食という本能の中でも、感情や知性を持ち、犬等の家畜を躾けて
社会生活をきずき始めていた。
少女とこの男はお互いに深い愛情で結ばれていたのだった。
彼らはもうダークシーダーという新人類として幸せに生活していた。

彼らにとっては、Aこそが仲間を意味もなく攫ってゆく化け物の様な存在で
リーダーの男は、必死で少女を救いにAに戦いを挑んでここまで来たのに
その愛する少女はAと同じ化け物に変えられてしまっていた事になる。

Aはショックを受けながらも、運命を受け入れ、少女に使った血清をB親子に手渡すと、
これを持って北のコロニーに行くように伝えると頑丈な金庫?の中に親子を匿った後、
強力な手投弾で迫ってくるダークシーダーもろとも自爆する。

やがてB親子は北のコロニーにたどり着いて、Aの血清は生かされて
極僅かに生存していた旧人類の間では「人類を救ったレジェンド(伝説)の人」となったが
人類では多数派となっていたのダークシーダーとして生きていた人たちとっては
恐怖のレジェンドとなった。


528 名前:本当にあった怖い名無し :2011/08/23(火) 13:55:16.17
>>523
似てるもなにも、映画の原作じゃなかったっけ>地球最後の男

538 名前:本当にあった怖い名無し :2011/08/23(火) 18:42:20.65
>>523
いや、その映画は地球最後の男が原作だけど、そんなラストだったっけ?俺の記憶違い?
普通に主人公が英雄として死ぬだけの改悪映画だった気がするけど

541 名前:本当にあった怖い名無し :2011/08/23(火) 19:11:14.48
>>538
DVDには原作通りの別エンディングが特典映像として収録されているから

勝手にミキシングしているんじゃね?

 

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