愛妻日記(重松清)

728本当にあった怖い名無し:2014/02/16(日) 12:25:34.98
重松清『愛妻日記』。
ずいぶん前に立ち読みしただけだが。

タイトル通り、この小説はある夫婦夫の日記という形をとっている。
その夫婦は結婚三年目くらいで共働き、子供もなし。

会社の忘年会で夫がおもちゃの手錠を当ててくる。
妻がそれに興味を示したので付けてやると、案外ぴったりだとわかった。
手錠を嵌められた妻を見ていた夫は何かが弾け、
そのまま妻を寝室に運んで事に至ってしまう。


729本当にあった怖い名無し:2014/02/16(日) 12:27:09.37
妻には手錠が嵌った状態で万歳をさせて枕で腕を固定、そのまま事を行ったわけだが、
意外にも夫婦共に(妻の方は夫の推測だが)快感を覚えてしまった。
幸い年末年始休暇だったので妻を説得して服を破いて全裸にし、
そのまま家で過ごすことにする。

夫は妻の食事・風呂・トイレの介助および事の相手をする
(この間食事を口移しで与えたり風呂で夫が妻を脱糞させたり色々あるのだが
 表現が吐き気がするほど生々しい)


730 本当にあった怖い名無し:2014/02/16(日) 12:29:21.15
三日も経つと妻が「外の空気が吸いたい」と言いだした。
そこで夫は妻に黒パンストを改造したニーハイを履かせ、
その上にコートを羽織らせた状態で渋谷に連れて行く。

あちこち散策したあと、夫は用意していた自転車用チェーンで妻をガードレールに繋ぎ、
「サプライズプレゼント」をするべくその場を離れる。


731 本当にあった怖い名無し:2014/02/16(日) 12:32:11.92
だが夫は物陰に隠れて妻の方を窺うだけ。
夫の「サプライズプレゼント」とは
「妻を見知らぬ人に襲わせ、その後家に帰って愛し合う」という事だったのだ。
柄の悪そうな男達が妻に近づくのを見届けるところでエンド。

夫婦(特に夫)が正気に戻ることもなさそうで、
まともな社会生活を送れるかも怪しい雰囲気だったので後味悪かった。


732 本当にあった怖い名無し:2014/02/16(日) 12:53:16.44
重松清の名前見てなかったら、
ただの官能小説じゃないか、としか思えんな

733 本当にあった怖い名無し:2014/02/16(日) 12:57:16.88
>>732
帯には確か「教科書に載せられない重松清!」とあった。

ちなみに立ち読みしたのは4~5年くらい前。
翌日には店頭から撤去されてて
どこの本屋に行っても再びお目にかかれてない。

 

愛妻日記 (講談社文庫)
愛妻日記 (講談社文庫)