コンビニエンス・チルドレン(御茶漬海苔)
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80 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/08/15(月) 13:20:44
- 御茶漬海苔と言えば、「誰も知らない」なんか有名になる何年も前に、
親が逃げ出して、家に放っぽられた子どもたちの話、書いてたな。主人公は、メガネでやせぎすの勉強ばかりさせられてる男の子。
捨てられた子どもたちの学校(中学?)のクラスメートで、ふとした事で
その友だちの家に行ってみて、そんなになってる事を知る。
家の中はメチャメチャで、食べ物なんかはお金もう無くて、あらかた盗んでるみたいな感じ。
妹と、まだ赤ん坊の弟がいるんだけど、暴君的になってる兄貴の下で恐る恐る暮らしてる。
弟は良く泣く。友だちは「うるさい奴はこうするんだ」と殴る蹴る。
親いなくて自由だと言われ、ちょっとあこがれる主人公。上がり込んでゲームとかしてると、
友だちが、まだ小学生の妹を呼んで服を脱がせる。で、主人公の前でセクース開始!
「お前も入れてみるか?」と言われ、好奇心を抑えれずヤってしまう主人公。
妹は無表情。「気持ちよかったか?また来いよ」「うん…」
だが間もなく、ろくに食事もなく弱った弟が死亡する。
いらないモノはこうするんだ、と黒い(当時の)ゴミ袋に入れて、捨てに行く友だち。
その日、帰りの遅れた主人公は両親にこっぴどく叱られ、成績の事も責められる。
主人公は、いつしか、友だちの言葉に強く影響されている自分に気づく。
親のいない自由な生活…。うるさい奴はこうする…。いらないモノは…。
その夜。何か重いモノが入ったゴミ袋を運ぶ主人公。その姿を、蛍光灯が照らす。
手も顔も血だらけ。でも幸せそう。
ゴミ捨て場に、袋を「ドサッ」と置く主人公のシルエットで、ラスト。