まんが日本昔ばなし/「さだ六とシロ」

479 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/07(日) 13:33:32
日本昔話といえばちょっと前にやっていたやつ。

さだ六という猟師がおり、その腕を評価され将軍様から特別な証文をいただいていた。
その証文があれば外の領地でも猟を許されるというものだった。
さだ六はしろという利口な犬を飼っていて、猟の成果はその犬のお陰でもある。

ある吹雪の日いつものように猟をしていたが、その日は獲物が全く捕れなかった。
かなり遠くの地まで来て諦めて帰ろうとしたその時、青猪に遭った。
狩ろうと追いかけるとその猪は子供づれで、良心が咎めたが結局撃ってしまった。
その夜洞穴で過ごしたが、その撃った青猪と寄り添った猪の子供のことが頭から離れない。
翌日青猪を家に運ぶ途中、その領地の役人に止められる。
自分は天下御免の証文を将軍様からいただいていると説明しようとしたが、
その日に限って証文を家に忘れてしまい、処刑を言い渡された。
さだ六はしろに頼んで証文を持ってくるよう頼んだ。
間に合うよう願ったが、処刑の場でどこからとも無く
「お前はいたいけな猪の親子を撃ってしまった、その罰だ」という天の声が聞こえた。
「神様お許しくだせえ」とさだ六は叫んだが、しろは間に合わず処刑されてしまった。
証文を咥えて戻ってきたしろは、さだ六のむしろを引きずり自分の領地へ連れて行った所で
力尽き、悲しげに遠吠えをしそのまま岩になってしまった。

 

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