僕は悪党になりたい(笹生陽子)

234 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/19(金) 20:57:10
評判がいいから読んだがただのDQN物語に思えた

主人公は母子家庭に育つ。母はキャリアウーマンなので経済的に困った事はない。
弟とは種違いらしい。主人公と違い、小3の弟は父親を求めているようだ。
母が出張中、弟が病気になった。
看病しなければならないが、主人公は修学旅行に行かなければならない。
面識のない、母の知人の男性に電話をかけ看病をしてもらえる事になった。
「まさかこんな形で会えるなんて…」男性の言葉に、彼が弟の父だと主人公は察する。
年齢から逆算すると、大学生だった男性に既に社会人の母が手を出したと思える。
すぐに男性に懐く弟。主人公も人柄の良い彼にいろいろな相談をする。
母との事を一見関係のない色恋事のようにごまかして聞くと、
「(恋愛事に対して)待つのは大丈夫な方なんだ」と男性は言う。

だが実は男性は主人公の方の父親だった。逆算すると、塾講師のアルバイトをしていた母が
まだ義務教育中で塾生だった男性に手を出した事になる。
母の色恋沙汰はわりとどうでもよかったが、実父だとは思わずに
恥ずかしい話もしまくっていた主人公は落ち込む。

主人公の友人はイケメンでモテモテ だがある日育成型ギャルゲーにハマってしまう。
「女は俺の顔しか見ないけどちーちゃん(ギャルゲーキャラ)は俺の心を見てくれる」
とか言っちゃう。友人の彼女の相談に乗っていた主人公は
酒飲まされた末に気付くと彼女とやってしまっていた。
しかもそれを携帯で撮影されてしまい、周囲にばらされたくなければ言う事を聞けと脅されるようになる。
主人公は密かに近所の若奥様に恋心を抱いていたが、実家に帰ったのか最近若奥様に会えない。
その事やややこしい血縁関係に対するうっぷんを晴らすように、主人公は友人彼女とのセックスにはまり、
「学校辞めて遊びに行きたい 大阪には知り合いもいる」という彼女と共に駆け落ちまがいの事をする。

主人公は一見馬鹿な彼女を利用するつもりで逆に利用され金を持ち逃げされ、泣く泣く帰宅。
お金と、初行為時に動画を取った携帯を奪い返す事もでき、また主人公は元の日々に戻って行く。
若奥様もいつのまにか戻っていた。
二人は会っても深く追求したりなどはせず、あたりさわりのないご近所話しかしない。
「でも僕も待つのは平気だから」というような主人公のモノローグで終了


236 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/19(金) 21:03:21
え、タイトルは?

237 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/19(金) 21:15:49
あ、「僕は悪党になりたい」というタイトルです。
友達がギャルゲーにはまるまでは面白かったんですが
友達の彼女を影ではDQN呼ばわりしながらセックスしたさに媚びを売る主人公がキモかった
しかも不倫志願かよ

240 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/19(金) 21:55:09
>>234
本当に何故評判がいいのかわからないな・・・
女に評判というならわかる

241 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/19(金) 22:06:13
あらすじだけじゃ判断できん。
>234の読解力がアレなだけかもしれないし。

242 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/19(金) 22:20:54
>>240
自分も女だがさっぱり…だ。
「やりたい盛りがなんも考えずにやりました」って感じだ。
どこらへんが、そしてその良い評価をしているのはどういう人なんだろ。

243 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/19(金) 22:23:37
あらすじはその通りだし、解釈もまあ間違ったものではないが

実際に読むとどちらかというと爽やかな後味だったぞ


245 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/19(金) 22:39:15
世界的な評価を受けている文学作品でも
あらすじだけ取り出せば「やりたい盛りがなんも考えずにやりました」って
感じの話がいくつかあるな。

246 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/19(金) 22:46:25
>245
そうだね。舞姫なんかも「留学中に同棲してた女が妊娠してしまい、
もともと身分違いだしうざくなってきたので捨てて日本に逃げ帰って
来ました。」ってことになるしね。あらすじだけうんぬんするのは変だ。

 

ぼくは悪党になりたい (角川文庫)
ぼくは悪党になりたい (角川文庫)