ナルニア国物語(C.S.ルイス)
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133 名前:ナルニア 投稿日:2006/06/01(木) 21:43:26
- 映画にもなったナルニア国物語の原作(全七巻)
ナルニア国の誕生から滅亡までを描く全7作のシリーズ。
第二次世界大戦の最中のイギリスのお話。
主人公は巻ごとに入れ替わったりする。
皆、こちらの世界からなんらかの方法でナルニアに呼ばれて、危機を救う。
ナルニアの国では人間の子供はアダムの息子とイブの娘と呼ばれる。
動物は言葉を喋れるものいうけもの(ナルニアの動物)と、喋れない動物(そのほかの動物)がいる。
ナルニアの国には、いつの時代にもアスランというライオンがいて、神様のような扱い。
(東の国の王の息子、といわれている)
宗教色(キリスト教)が強い作品。アスラン=キリストという解釈をする人は多い。時系列順は6巻(ナルニア生まれる)→1巻(数世紀のち)→5巻(ピーター王のころ)
→2巻(数百年のち)→3巻(三年後)→4巻(七十年後)→7巻(滅亡)
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134 名前:ナルニア 1~6巻の簡単な説明。 投稿日:2006/06/01(木) 21:44:20
- ・一巻ではペベンシー兄姉(ピーター・スーザン・エドマンド・ルーシィ)が
疎開先の屋敷のタンスからナルニアに呼ばれ(ナルニア暦1000年)
魔女ジェイディスに支配され100年の冬に閉ざされたナルニアをアスランに導かれながら救う。
ナルニアを救ったのちに四人は国の王、王女となりナルニアを平和に治め、元の世界に戻る。・二巻ではペベンシー兄姉(ピーター・スーザン・エドマンド・ルーシィ)が駅からナルニアに呼ばれ、
1000年以上もの時間が経過していてテルマール人に占拠されたナルニアを
アスランに導かれながら再び平和にする。
この巻で、長男ピーター。長女スーザンはリタイア(大きくなりすぎたのでナルニアにはもう来れないらしい)・三巻ではペベンシー兄姉(エドマンド・ルーシィ)と従兄弟のユースチスが絵画からナルニアに呼ばれ、
王様と一緒に、失踪した7人の貴族を探して航海する話。東の地の果てにアスランの国があるという。
この巻で次男エドマンド、次女ルーシィはリタイア
(大きくなりすぎたのでナルニアにはもう来れないらしい)・四巻ではユースチスとジルという少女がナルニアに行くと、王子が行方不明だという。
アスランに導かれて王子を見つけ出し、ナルニアを平和にする。・五巻は、一巻でペベンシー兄弟が王、王女となりナルニアを治めていた時代、
シャスタという少年とブレーという馬がナルニアを目指して冒険をしていくお話。
途中敵国のカローメンの王子が女王を奪いに攻めてきたりする。・六巻では時間が遡って、1900年。一巻でペベンシー兄姉が暮らす
疎開先の屋敷主のおじいさんがまだ子供だったとき、
友人のポリーと一緒にナルニアに行き、そこで魔女ジェイディスを目覚めさせてしまう。
(こののちナルニアは100年冬に閉ざされる)
更に、アスランがナルニアを創造する場に立ち会う(ナルニア暦0年)。
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135 名前:ナルニア 投稿日:2006/06/01(木) 21:45:19
- 1~6巻をざっと説明するとこんな感じ。
それでこの七巻がとても後見がわるい…。・七巻ではナルニア暦は2555年。
最終巻では今までの人間の子供達が、ナルニアの危機を感じ、列車に乗って集まってくる。
この時ペベンシー兄弟の長女スーザンだけは、夢見ることを止め、ナルニアにいった事は幻だと思っている。
お洒落と男の子と遊ぶことに夢中になっていたため、この集まりには参加していない。この列車は事故に合う。
気が付くと、全員はナルニアにいた。今ナルニアは偽のアスランが国を混乱させ、敵国カローメンは攻めてきて、大混乱していた。
悪徳がはびこる世界には、ついに最後の日が訪れる。
子供達は再開したアスランに「あなたはまた私達をあちら(現実)の世界に戻してしまうのですか?」
「私達はそれをとても恐れている」と言う、
アスランは、「列車事故はほんとうにあったのだ」という。(=子供達は死んでしまった)
そして「まことの心」を持ったものは、人間も、小人も、ものいう動物たちも、皆、
真のナルニアへ足を踏み入れる。(キリストの最後の審判の門的表現がある)
そこでナルニアにいった皆はそこでいつまでも幸せに暮らすのでした…。長女スーザンだけ取り残される結末にびっくりした…、しかも、皆死んじゃうし。
キリスト教色が最終巻はほんっと強いので、天国(ナルニア)にいく=救い。みたいな解釈らしいんだけど、
ちょっと腑に落ちないなあ、と思いました。
後書きに「スーザンもいずれ彼女なりの方法でナルニアにいけるでしょう」
って書いてあるのだけが読み手にとっての救い。
映画は一応続編作るみたいだけど、この七作目がどうなるのか今からハラハラしています。
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137 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/01(木) 21:50:52
- >>133-135
長文乙。
かなり宗教色の濃い話みたいね。
他はともかく、最後の話は映画化しても受けないだろうなあ。