トワイライトゾーン/第127話「洞窟の予言者」
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805 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/07/05(木) 09:04:45
- トワイライトゾーン「洞窟の予言者」
199X年、世界は核の恐怖に包まれた。世は理不尽な殺人が横行する無秩序な時代。
力無き人々はどうする事もできず怯え暮していた。
そんな中、ある街の人々は、みすぼらしい作物で糊口をしのいでいた。
彼らは農夫ではなかったが、町長を通して、森の奥の「洞窟の予言者」から助言を仰ぎ、
自給自足の生活を成立させていた。
町の倉庫には大量の食料が備蓄されているが、
予言者によれば、それらは汚染されており、食べることは許されない。そんな中、軍人の集団が訪れる。
「力こそが正義、いい時代になったものだ。強者は心置きなく好きな物を自分の物に出来る」
少佐を名乗るその男は、倉庫に眠る食料を解放するべきだと、町長に迫る。
「食べるが良い 食べた人間は死ぬだけだ!!」
「フ……まさかこんな時代に予言者を信じる男に会おうとはな……」
少佐たちは町の人々を連れて、予言者の下へ赴く。
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806 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/07/05(木) 09:05:27
- しかし、洞窟の門は固く閉ざされ、大声で投降するよう呼びかけても、返ってくるのは静寂ばかり。
その滑稽な姿に、町民の失笑をかう少佐。
「おおおお、許さん!!」
町に戻り、我先にと倉庫の食料を漁り始める軍人たち。
「おれはウソが大きれぇなんだ!!試しにのんでみろ」
町民たちも空腹に耐え切れず、つられて食料に手を伸ばす。
「まて!それを食べてはいかん!!毒がはいっている!!
なぜもっと我慢せんのじゃあっ!!今日より明日なんじゃ……」
もう町長の声に耳を貸す者はいない。町中はドンチャン騒ぎに。
「そしておまえたちには死あるのみ!!」
そう浮かれ気分の町民たちに水を指す町長に激怒した少佐は、
再び予言者の元へ行き、町長に銃を突きつけて扉を開けるように迫る。
洞窟の中には、一台のスーパーコンピューターがあった。
「おれはだれの命令も受けぬ!!たとえ神の命令でもな!!」
そう言って少佐は石を投げつける。町民たちがそれに続く。
町長は、これのおかげで貧しいながらも作物を作り、生きてこれたのだと説くが、
食料の味をしめた人々に、その声はとどかなかった。数日後、街道には累々と死体が横たわる。少佐の死に顔を見つめ、
町長が呟く。
「愛ゆえに人は苦しまねばならぬ!!愛ゆえに人は悲しまねばならぬ!!」完
ミステリーゾーンは、核戦争ネタと、宇宙からの侵略者ネタがほとんどで、
現代のホラー・ミステリーファンにはやや物足りないが、
当時のアメリカ人が深刻に抱えていた外的への恐怖が如実に読み取れて興味深いよな。
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808 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/07/05(木) 09:24:33
- >>805-807
明らかに、なんか違うストーリーが混じってるなwww
いつ、胸に七つの傷を持つ男が出てくるのかと思ったぞ。