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554 名前:本当にあった怖い名無し :2010/07/19(月) 16:05:56
同じ小林泰三で「吸血狩り」

主人公は8歳の少年で、わけあって祖父母のもとに、従姉妹といっしょに
預けられていた。従姉妹は年上(15歳くらい?)の少女で、
一緒にお風呂に入ったりする程
仲が良かった。しかし、ある時から従姉妹の態度が冷たくなる。
一緒にお風呂に入っても、従姉妹は「じろじろ見ないで!いやらしい」などと、
主人公を拒否するような言葉を吐く様になる。
そのわけは、従姉妹に恋人が出来たことらしかった。
その恋人は年上の怪しい男。従姉妹はすっかり男に魅せられているようで、
恋によってどんどん美しくなっていく。
しかし、同時にだんだん顔色が青ざめて不健康そうな様子になっていく。
主人公は、その男が吸血鬼なのではないかと疑い出す。
そして、従姉妹も吸血鬼に変貌しているのではないかとも疑う。
少年は、従姉妹ににんにく入りの餃子を食べさせようとしたが、
主人公は気持ち悪そうに一口食べただけで箸を置いてしまう。
また、従姉妹は鏡をみるのも嫌う様になる。
主人公は男が吸血鬼で、従姉妹がその悪影響にあると確信した。
そんな事を誰に相談しても信用しては貰えないであろうという判断から、
主人公は男を一人で倒すことにする。
伝統的な吸血鬼を倒す方法をいくつか試すが、効かなかった。
そこで主人公は、従姉妹と男が誰もいない小屋のなかでむつみ合っている時を狙い、
男の心臓に木の杭を突き刺して殺してしまった。

ここで後味悪いポイントがある。話が主人公の一人称で進むので、
たしかに吸血鬼から従姉妹を救った話に読めなくもない。
しかし、よくよく読んでみると、男が吸血鬼だという決定的な証拠は
なにひとつない。従姉妹がぎょうざを嫌ったのもただ嗜好が変わっただけかもしれないし、
鏡を嫌ったのも青春期の不安定な心理からだったのかもしれない。

もしかしたら少年は、従姉妹の目の前で人間である恋人を惨殺してしまっただけなのかもしれなかった。


567 名前:本当にあった怖い名無し :2010/07/20(火) 00:55:40
>>554
それは吸血鬼がどうこう言ってるのは主人公の妄想って事でしょ。
にんにく入り餃子を食べれなくなったのも、鏡を見るのが嫌になったのも従姉妹が妊娠したからでしょ。

571 名前:本当にあった怖い名無し :2010/07/20(火) 07:36:55
>>567
いきなりエロゲーみたいな安っぽい話になったな

572 名前:本当にあった怖い名無し :2010/07/20(火) 09:26:17
>>571
ただの思い込みのストーカー殺人ってだけだろ

573 名前:本当にあった怖い名無し :2010/07/20(火) 11:28:24
>>567
普通に読めばそうだけど確定はしてない

574 名前:本当にあった怖い名無し :2010/07/20(火) 12:46:24
>>554
その話読んだことある。
男は本当に吸血鬼なのか、少年の妄想で殺人を犯しただけじゃないのか?
仮に男が吸血鬼だったとしても、ここまで物証がない以上、周囲の大人は
少年を妄想殺人者として扱うんじゃないのか?
と、1話で2度後味悪かった。

 

人獣細工 (角川ホラー文庫)
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