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415 名前:本当にあった怖い名無し :2010/08/21(土) 12:49:57
熊谷達也「氷結の森」。
一応、最終的に主人公は幸せになれそうなんだが、旅に出たきっかけが後味悪い。

日露戦争から必死の思いで生還した主人公。
家に帰るとなぜか妻に子供が生まれていて、「あなたの子よ」と告げられる。
何年も兵隊に取られていたので当然違う。
両親に尋ねると
「仲人は村の偉い人なんだから離婚して顔を潰す訳には行かない。
何も言わずその子を育てろ」
と説得される。
理不尽すぎると親友に打ち明けたら、子供の父親はそいつだった。
泣いて詫びる親友を殴り、さっさと再婚しろと妻と別れて数ヵ月後、何と二人は子供を道連れに心中。
姉と甥を失った元妻の弟に恨まれ、殺されそうになったので村を出た。

村で主人公の味方になりそうな人は誰もいなかったんだろうか。
いても村を出たかもしれないが。

 

氷結の森 (集英社文庫)
氷結の森 (集英社文庫)


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